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犬のフィギュア作家 伝陽一郎さん(2ページ目)

『犬に関わるお仕事拝見シリーズ』第一回目は、犬のフィギュア作家として知られる『DENS CRAFT』の伝陽一郎さんにお話を伺います。犬好きを魅了する作品制作の秘密はどこにあるのでしょう?

大塚 良重

大塚 良重

犬 ガイド

犬専門ライター歴25年以上。1頭の犬との出会いが人生を変える。愛犬への感謝を胸に、ライターへと転身した後、犬専門月刊誌や新聞での連載や、取材記事、書籍、一般雑誌、web等で執筆。特に犬の介護、シニア犬、ペットロスはライフワークテーマで、「犬と人との関係」に最もアンテナが動く。信条は、“犬こそソウルメイト”。

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3年探し続けてやっと巡り会った愛犬Babs

“マスコットフィギュアシリーズ”
パソコンのキーボードにあるテンキーの部分にすっぽりはまるタイプのフィギュア。
人物作品の傍らで、伝さんはその頃から犬のフィギュアも手がけていました。しかし、それはやや擬人化されたもの。犬と言うより、一つのキャラクターとしての要素が強いもののようでした。雑誌のマスコットキャラを作っての連載。また、さべあさんの代表作品『スージーちゃんとマービー』(ピーブニーはかせという犬キャラが登場。1999年にアニメ化されてNHK教育テレビジョンにて放送)を立体作品として息づかせたりと、伝さんワールドは着実に築き上げられていました。

そんな中で、伝さんとさべあさんはワイヤーダックスに惹かれ、いいブリーダーさんはいないかとずっと探し続けていたといいます。

「もともとああいう髭のある犬種、いわゆるテリア系が好きなんですよ」と伝さん。しかし、あるブリーダーさん宅で出逢ったのは、ミニチュア・シュナウザーの子犬でした。

犬のフィギュア作家としての原点はBabsちゃんにあり

“The Prisoner Dogs”
題して“おしおき”?(笑) 
毛が抜けない・匂わない・吠えない、と三拍子揃ったその子犬は伝さんご夫妻にとっては理想の犬でした。ダッコが嫌いで、独立心が旺盛なBabsちゃん。一日同じ屋根の下で共に仕事をする伝さんとさべあさんにしてみれば、そのさっぱり感が丁度よかったようです。ふと仕事の手を休めて横を見ると、気持ちよさそうに“ヘソ天”で寝ているBabsちゃんがいる。どれほどホッとする瞬間か、犬好きな人ならわかりますね。

そんな何気ないBabsちゃんとの生活が、作家心を刺激したのは当然のことでしょう。伝さんは、徐々に「犬」を意識した作品を手がけるようになっていきました。

次ページでは、Babsちゃんモデルの作品のお話。
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