陳述書は調停を申し立てた目的を達成するための重要ツール

陳述書2
何をどこまで書くかは調停の「目的」によって変わる
陳述書の具体的な書き方ですが、まず冒頭に「陳述書」、次に「作成年月日」「○○家庭裁判所家事○○部○○係御中」と記します。その後から項目ごとに番号をつけて時系列順に内容を記述していきます。

■陳述書の項目例
  1. 相手と知り合ってから結婚に至るまでの経緯
  2. 婚約、結納、入籍、結婚式、披露宴、新婚旅行、新居などの状況と費用
  3. 子どもの出生、現在の年齢、学校&職業、同居の有無など
  4. 夫婦それぞれの職業、収入、資産の状態など
  5. 結婚から問題が起こるまでの夫婦の状況
  6. 問題が起きたきっかけ
  7. その後の夫婦の状況の経緯
  8. 夫婦間の協議の内容
  9. 現在の生活費、生活状況
  10. 現在の心境・相手に対する今後の要望
この後に自分の住所・氏名を記し、捺印で完成です。以上の項目設定は1例ですので、自分の状況に合う項目をピックアップして更に必要な項目を足してください。

最後にワンポイント・アドバイスを。例えば、相手の浮気が原因で夫婦関係がこじれたものの「修復をしたい」というケースなら、相手の浮気の内容を詳細に書き込んだり調停の場で責めるような発言をしたり、こんなに傷ついたなどとは訴えたりしないように気をつけましょう。

事実に違いはないかも知れませんが、目的は修復であり離婚ではないのです。どんなに相手を愛しているか、葛藤もあったけど、こんなことがあっても愛が深いから相手を許し、やり直したいのだという気持ちをアピールしましょう。

反対に離婚する場合なら、やはり調停に持ち込んだ「目的」は何か?というところを念頭に作成しましょう。慰謝料・養育費をきちんともらうためなのか、離婚自体を少しでも早く成立させるためなのか、目的に達するために調停委員に何をアピールすれば効果的であり自分にとって有利な流れをつくることができるのか? 

調停を成功させるには、実はいろいろなテクニックがあるのです。陳述書作成にも目的によっては伏せておくべきことは伏せておくといった小技を使ってみると上手くいきます。よい陳述書を準備して気持ちを奮い立たせてがんばってくださいね!

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