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まだまだある誤解の数々。 夫婦間のセックス大誤解-【2】(3ページ目)

前回に引き続き「夫婦間のセックス」にある誤解について取り上げてみました。

岡野 あつこ

執筆者:岡野 あつこ

離婚ガイド

コンドームは気持ちよくないし、妻もそうだろう

避妊は女性にとって、いや夫婦にとって重要な問題だろうことです。経済的に子どもは育てられないとわかっているのに、セックスによる誤解などから子どもができてしまうことは負担です。実際にセックスレスになるタイミングというのは、妻が子どもを産んでからという家族が多いそうです。もう、子どもはしばらく作りたくないと。

常に妊娠の可能性のある妻は、特にそれを気にしてしまう。きちんと避妊ができていなければ、気持ちのいいセックスもほど遠いだろう。
 
★ 誤 解
コンドームをつけると気持ちよくない。それは妻も同じだろう。

また、避妊をめぐって夫に不機嫌になられたくないばかりに、ついつい避妊を許してしまっているという妻もいる。そんな時は、一体どうすればよいのか。

「コンドームをつけるのも、セックスの一部というようにできればいいですよね。夫にコンドームをつけてあげるのも愛撫のうちと思えばいいんじゃないでしょうか。もっともそれでも、性感がおちると言ってコンドームを嫌がる夫もいるでしょうが、妊娠して体に負担がかかるのは女性なのですから、夫婦だからこそ、きっぱりときちんとした避妊をしてほしいと言うべきだと思います。

どうしても、夫が説得できそうもなければ、リングやベッサリーのように女性側でできる避妊方法もありますから、自分の体は自分で守るという気持ちをもつべきでしょうね。セックスをするか、しないか、オーガズムを得られるかどうか、ちゃんと避妊できるかどうか。女性はセックスに受け身どころではなく、自分のほうから働きかけたり、努力したりする余地がたくさんあるんですよ。

それを、夫が言うから、夫が望むから、夫がしてくれないから・・・セックスという大切な問題をいつも相手のせいにばかりしているとしたら、それこそは女性、男性に限らずもっとも大きな誤解であり、思い込みだと思います。」


最後に~☆

「離婚」を考えたこともあるという人たちの中で、夫婦のセックスには十分満足しているという人は、おそらく多くはないと思います。さらに、離婚までも考える夫婦関係になっていれば、2人で「より良いセックス」を追求しようという気持ちにはなりづらいのも確かなことです。

しかし、長い結婚生活の中で「セックスなんてこの程度のもの」となんとなくやり過ごすことを覚えてしまった夫婦の間でも、ほんの少しの努力、ほんの少し相手を理解することで、セックスも、そして夫婦関係全般が変化していく可能性だってあるのではないでしょうか?そのためにも、ここで挙げてきた、いくつかの「ありがちな誤解」を、まず一つずつ解きほぐしてみることから始めてみてはいかがでしょうか?

<関連リンク>

夫婦間のセックス大誤解(1)
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