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2.レスター手稿ほか、主な展示内容 |
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1)直筆ノート レスター手稿 |
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『レスター手稿』は72ページから成り、月の満ち欠けや地殻変動など天文学、流体力学、地球物理などに関する考察が、精緻な鏡面文字(鏡で裏返したような文字)で詳細に記されています。月の光の起源、天体における重力の影響など、ガリレオやニュートンの先駆ともいえる探求は、近代の幕開けを告げるものでした。 | レスター手稿第2紙葉表(部分)/ レオナルド・ダ・ヴィンチ1505、1507-8年 Seth Joel/(c)Corbis |
2)再現模型
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ヘリコプター、自動車など、ダ・ヴィンチが手稿の中に残した様々な素描は、科学技術の発展を先駆ける様々なアイディアに満ちています。今回、イタリア・フィレンツェ郊外にある「レオナルド・ダ・ヴィンチ理想博物館」の協力により、レスター手稿との関連の深い再現模型数点を展示。特に幅4mの飛翔機械=グライダーは、レオナルド自身が制作し実験を行った可能性も高く、空への夢をそのまま表したような優美な模型です。 | 飛翔機械=グライダー/ レオナルド・ダ・ヴィンチ理想博物館所蔵 Seth Joel/(c)Corbis |
3)裾分コレクション
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19世紀以降、写真技術の発達とともに、各国に散在するレオナルドの手稿が、ファクシミリ版(レプリカ版)として出版されるようになりました。今回、本展の監修者でもある学習院大学名誉教授、裾分一弘氏の協力で、氏が生涯をかけて収集した全ファクシミリ版を一同に展示します。 | |
4)当時の先端メディアを現代テクノロジーで再現 |
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500年前にレオナルドが手にしていた「紙」は、当時の先端メディアとして、大変貴重な存在でした。本展では、現代の最先端の映像メディア『ITテクノロジー』を駆使した展示空間を構成し、500年前の人類を代表する天才の頭脳を読み解いて行きます。 | |
+α)超高層からの夜景を+500円で |
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『レオナルド・ダ・ヴィンチ展』が開催されるのは、六本木ヒルズ森タワー52階にある『森アーツセンターギャラリー』。同フロアの超高層展望台『東京シティビュー』へは、同展の前売り券・当日券+500円(4歳~中学生は+300円)で入場可能です。天才ダ・ヴィンチの息づかいを伝える直筆ノートの迫力を感じた後は、摩天楼の夜景を眺めながら、天才が遺した現代へのメッセージの余韻にひたりましょう。 | |
********関連サイト********* ■レオナルド・ダ・ヴィンチ展(公式サイト) ■森アーツセンター(公式サイト) ■東京デートナビ(レオナルド・ダ・ヴィンチ展) ⇒招待券プレゼント実施(5組10名様:2005年9月10日まで) |