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【大学受験】失敗しない!夏休みの勉強計画(2ページ目)

もうすぐ待望の夏休みがやってくる。来年に受験を控えた大学受験生、夏休みのスケジュールはもう立てただろうか? 夏の過ごし方次第で大きく合否に影響が出てくる。あとで後悔しないため、夏休みの過ごし方を3つのポイントに絞り解説していこう。

吉田 敦彦

執筆者:吉田 敦彦

学習・受験ガイド

2. 「1日を3分割」して計画を立てる

詳細な計画を立てるたほうがよい、という考えもある。しかし、詳細すぎると、ちょっとしたことで破綻しやすい。私は毎年、教えている生徒に「夏の勉強はうまくいったか」というアンケートを取っている。

年度にもよるが、およそ60%~70%の生徒が「失敗した」と考えている。これは驚愕の数値だ。その生徒の大多数が詳細な計画を立てた生徒であることも注目に値する。

では、どのように計画を立てればいいのだろうか。

1日を「午前・午後・夜」という3分割にすることをお勧めする。

比較的涼しい午前中に、特に苦手な科目をやっておくといいだろう。先に嫌な科目をやった、ということで精神的な負担が軽減される。

あるいは、集中力がなかなか続かないタイプなら、比較的得意な科目からやり始めるのもいいだろう。「やる気が出ない」と相談にくる生徒がいるが、「勉強が好きでたまらない」という生徒はまずいない。やる気がでるのを待っていてはいつまでもやる気は出ない。自分をいかにコントロールするかを学んでほしい。

休憩を十分とって、気分転換をはかる。夕方以降に30分以上の仮眠をとると、体がだるくなり目が覚める頃には深夜、ということになる。夕方以降は仮眠を我慢して、早めに寝た方がいいだろう。

夜は、特に記憶系の勉強が効果的になる。理科や社会の暗記にぴったりだし、昨日覚えた内容を翌日の朝にチェックすることも有益だ。ただし、記憶したことの大半は忘れるものなので、あまり復習ばかりしていると先に進めなくなる。人間は忘れる動物で、反復することでより確かな知識になる。忘れることを恐れないようにしよう。

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