2、人間環境大学の周辺に大衆文化があるか

一時、大学は都市部から遠隔地の山中などへ移転した時期があった。一つには、大学紛争の問題もあったと言われている。出来るだけ市民生活から離れたところで勉学させようという意図があったのかもしれない。

大学での中心は授業であることは言うまでもない。一方で授業後の生活も重要である。早稲田大学のように、高田馬場から駅を降りて歩くと昔からの古書店や学生向けの食堂がある。大学建学当初から経営している喫茶店もある。古書店には大学教授が学生の頃、生活に困って売った本がいまだに並んでいたりする。そういった大学の密接な周辺環境との接触も、自己の成長にとって不可欠である。

店主から昔話を聞いたりすることが、どれほど愛校心を育てるかわからない。大学の歴史を肌で感じられる環境が必要なのだ。猪がたまに出没する山の中で静かな勉学生活も悪くはないが、それでは大学の歴史を肌で感じることはできないだろう。大学の周りにある大衆文化的な環境があれば、より豊かな大学生活になることは間違いない。

>>第3のポイントは、自然環境>>