最近では毎年新しい学部・学科ができたり、従来の学部・学科が再編されたり、改組されている。そしていままでなじみのない新しい名前の学部・学科が誕生している。今回はそんな中から二つの学部・学科を取り上げ、一体何を学び、将来どのような職業に就けるのかを検証してみたい。

早稲田大、同志社大のスポーツ系学部・学科

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大学にとってはまったく新しい学部のようにも思えるが、体育系専門大学や専門学校には以前からあったものだ
早稲田大は2003年にそれまで体育大学の専用だと考えられていたスポーツ関係の学部、スポーツ科学部を誕生させた。これは大きな驚きだった。それに習った形で様々な大学で同様の学部が開設され、2008年には同志社大でスポーツ健康科学部が、また2009年には法政大でもスポーツ健康学部が開設予定となっている。そこでは一体何を学ぶのだろうか。

早稲田大では2学科に分類されている。
・スポーツ医科学科 
実践的科学的トレーニングの技法から、日々の健康管理まで幅広く扱う。
・スポーツ文化学科 
スポーツと社会の関わりから、スポーツビジネスや産業でのマーケティングや教育面でのスポーツを扱う。

一方同志社大では3コースに分類されている。
・健康・予防医学とスポーツのコース(健康科学コース)
・競技力向上の科学(トレーニング科学コース)
・社会の中のスポーツ(スポーツマネージメントコース)

このように比較してみると、内容的にはほとんど違いがないようだ。簡単に言えば、スポーツを実践面で技術的に扱うトレーナーの育成をするか、もっと幅広くスポーツと社会の関わりからスポーツを捉えるかだろう。つまりトレーナーとして活躍する場が得られなくても、スポーツ関連の業種で仕事ができる人間を養成するということのようだ。

■資格と就職
資格は中学、高校の保健体育の教員免許が取得できる。就職に関して、すでに実績のある早稲田大ではどのような就職状況にあるのだろうか。早稲田大の「2006年度の就職状況」を見る限りでは、一般の文系学部とあまり大差がない数値となっている。やはりまだまだ専門のスポーツトレーナーへの道は厳しいようだ。しかし今後は様々な方面で専門のトレーナーの必要性が高まるだろう。今後に期待できる学科である。


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