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社会人中心の大学であったため、予備校のランキングに出ない大学ではあるが、豊田工業大ほどもっと評価されるべき大学はないだろう
大学を評価する時いったい何を基準にするだろうか。その一つに就職率がある。正確な就職率を把握することは大学選択に非常に大きな意味をもつはず。その数値が高ければ高いほど良い大学だと考えていいだろう。では就職率100%の大学は存在するのだろうか。それは東大でも早稲大でも、慶応大でもない。愛知県にある豊田工業大である。

就職率100%の秘密

この大学のバックには世界有数の巨大自動車メーカートヨタがある。もともとこの大学は1981年に社会人のための大学として設立された。トヨタ創業者の豊田佐吉氏の理想である「日本の将来を担う技術者の養成」を具現した大学である。

豊田工業大の就職欄を見ると2006年度も100%であったといかにも当たり前のように記載されている。その理由は驚くべき事実にある。全学生数約400名弱で、就職希望者が毎年大学及び大学院で合計しても60から70名だという。これだけ少ない人数であるからこそマンツーマンの就職指導が行われ、就職希望者の70%以上が第一志望の会社に入る。

2006年度の就職内定率は100%。その内73%が一部上場企業である。具体的には以下の通り。
トヨタ自動車、本田技研工業、アイシン・エィ・ダブリュ、アイシン精機、スズキ、ダイハツ工業、フタバ産業、矢崎総業、エーザイ、キヤノン、ソニーEMCS、デンソー、東芝、トヨタコミュニケーションシステム、トヨタ車体、豊田自動織機、日本精工、日野自動車、ほか。

国立並みの授業料

授業料は年額で535,800円。初年度は入学金282,000円が必要だが、工学系の私立大学としては信じられないほどに安い。初年度納入費で保険などを含め824,940円。これはほぼ国立と同額。私立理工系の一般的な初年度納入費が年額160万~180万円であることを考えると素晴らしいという一語に尽きる。また学業成績に応じて全額、半額または4分の1相当額を給付する奨学金と希望者全員に貸与される無利子の奨学金まである。


>>全寮制から育まれる人間関係>>