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3つのポイントから見る東大の「凄さ」(3ページ目)

一般の世評で言われる東大に対する評価は本当なのでしょうか?研究・教育・就職の三つの観点から考えます。

吉田 敦彦

吉田 敦彦

学習・受験 ガイド

河合塾の英語科専任講師を経て、代々木ゼミナールで19年間活躍する現役トップ講師。最近は活動の幅を広げ、各大学のオープンキャンパスや高校で受験対策について講演。これまで多くの受験生を合格に導いてきました。複雑で多岐に渡る大学入試の実態をわかりやすく解説し、攻略法をアドバイスします。

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大学を評価する基準3「就職」

例として東大の就職数値(平成17年度版)を見てみましょう。

卒業生3298名中、大学院などへの進学者1746名、就職者1069名(その内162名が国家公務員)、臨床研修医91名、その他362名となっています。特に理工系の学部では、大学院に進学することが一般的になっているためこのような高い数字となっています。国家公務員一種の試験合格者は1990年代では300人以上となっていましたが、現在は少なくなったとはいえ、高い数字で推移しています。新司法試験の結果は以前書いたように、人数では中央大学に次いで、第2位(120人)、全体の合格者割合では第3位(70.6%)となっていました。また政財界で指導的立場にいる人たちに東大出身者が多いのも事実。


以上、今回は東大のどこが凄いのかを説明しましたが、進路選びの際は、今回紹介した「研究」「教育」「就職」に対して手を抜かず真摯に向かい合っている大学を選択することをお勧めします。



<関連記事>
東大に合格する生徒に共通すること(All About「大学受験」)

<関連リンク>
平成16年度 21世紀COEプログラム 採択拠点
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