我々は世間で言われるままに「あの大学は凄い」と思ってみても、一体何が凄いのでしょうか?「東大=凄い」と短絡的に思ってみるのは、ミーハーなファンがタレントに会うようなものです。そうなると一体、東大あるいは一般の大学を客観的にどう評価すればいいのでしょうか?今回は3つの視点(研究、教育、就職)から考えていきます。

大学を評価する基準1「研究」

COEプログラム
平成16年度版21世紀COEプログラム。大学の研究業績を公募し、審査して補助金を与えるシステム。東大はこのプログラムの1割を占める
研究の一指標が文部科学省が始めた21世紀COEプログラムです。文部科学省はこのプログラムを

「我が国の大学が、世界トップレベルの大学と伍して教育及び研究活動を行っていくためには、第三者評価に基づく競争原理により競争的環境を一層醸成し、国公私を通じた大学間の競い合いがより活発に行われることが重要。このプログラムは、我が国の大学に世界最高水準の研究教育拠点を形成し、研究水準の向上と世界をリードする創造的な人材育成を図るため、重点的な支援を行うことを通じて、国際競争力のある個性輝く大学づくりを推進することを目的としています」

と謳っています。

このプログラムで指導的な役割を推進しているのが東京大学。実際、現在の学問の世界はあまりにも細分化されすぎ横の連携状態がなく、それを打開するため、大学間や企業との産学連携を未来に向けて総合的に進めていこうとしているのです。全国でこの研究を行っている場所(拠点)は274あり、約1割が東大にあります。これを見れば東大が伝統に固執する古い大学ではなく、いかに未来志向の大学であることがわかります。様々な研究分野でも日本、いや、世界をリードしていこうという東大の意欲は総長・小宮山氏自ら語っています。

また『The Times Higher Education Supplement(THES) 』(英語表記)の発表した「世界トップ200大学」で、東京大学が12位にランクされたという事実も世界的な評価を裏付けるもの。京都大学は29位、東京工業大学、大阪大学、東北大学、名古屋大学が200位以内に入っているのはうなずけます。

>>教育面を見ると大学がわかる>>