試験10日前になったら
新しい問題は一切止めて、すでにやっている問題の復習のみに専念してください。「多く、速く」解いておけばいいでしょう。しかし、ここで遅れている科目を優先するあまり、やらない科目を作ってしまうと悲惨な結果になるもの。一般に現役生は社会などが追いつかないために、それをなんとかしようと焦るあまり、出来てしまっていた英語や国語をまったく放置してしまうことがあります。しかし、たとえ大半の時間を社会に割いたとしても、以前にやった英語や国語問題の復習をすることによって、問題解答のカンを忘れないようにしておきます。
試験前日には
「持って行く物」リストを作り、かばんに入れて準備しておきます。各教科で慣れ親しんだ参考書などを各一冊携帯しましょう。たとえ持っていってもあまり集中して読めないものですが、気持ちを落ち着かせる意味でもっていくほうがいいでしょう。試験当日は、1時間ほど前に会場に行けるように時間を調節。2・3月は雪などの影響が出やすく、電車等が遅れることもあるので余裕をもって家を出ます。また、会場に着いたらトイレなどを確認しておくといいでしょう。毎時間ごとにトイレには行きましょう。かなりの気分転換になります。試験中気分が悪くなったら、迷わず試験官に申し出てください。たいていの大学で配慮してくれるはず。疲労が激しい場合、アミノ酸系のスポーツ用の粉末を飲むと短時間で疲労が軽減されます。
1日目の試験が終わったら何をする?
絶対してはいけないことは、試験の帰りに大学の正門あたりで配られる予備校からの正解や、新聞紙上で発表される正解で丸をつけてみることです。受けた時点でもうすでに結果は出ているので、配点もよくわからず採点しても意味がありません。明日の試験がまだあるので、そちらのほうに注意を集中しましょう。1日試験を受けるとかなり心身ともに疲弊するので、もうあまり勉強はせず、ゆっくり明日の試験のために体を休めましょう。また、たとえ前期でよい結果が出なくても、後期で合格する場合も多いので、諦めないで受験すること。すべての試験が終わるまで決して諦めない。