女性の視点に立った細やかな配慮

同志社女子大
友和館と名づけられたこの建物内部は格調の高い調度品で全体を統一。安いものを短く使うより、高いものを修理しながら長く使うとのこと
同志社女子大は、サンデー毎日増刊号(2006年度入試展望と対策)にてこの10年間(1995年と2005年)で志願者が増加した大学2位に選ばれました(1位は武蔵野大学474%増)。女子大では1位。私立名門校同志社大学は経営母体が同じですが、総合大学を持ちながらも、没個性にならず、かえって魅力を放つ理由がどこにあるのだろう……。そんなことを以前から疑問に思っていたので、直接取材してみました。

同志社女子大京田辺キャンパスの校門を入ると、すぐに坂に向かって長い階段。その右横にちょっと普通の大学では見慣れないものがあります。それはエスカレーター。紫外線よけの天井のついたエスカレーターが、坂の上まで続いています。エスカレーターをつける理由は何かと尋ねると、吉岡さん(同志社女子大学広報課)は「学生の靴を変えさせるためです。靴をスニーカーからヒールに変えてもらって、服装も変えてもらう。エレガントな女性としての身だしなみを身につけてもらおう、という配慮ですね」と丁寧に答えていただきました。これには実に驚きました。女子大恐るべし……。

坂を上ると友和館と呼ばれる重厚な建築物が鎮座。在学生や、先生、また卒業生が互いに交流して人間関係を深める場として象徴的に建てられています。建物の内部は豪華な調度品がズラリ。特別にトイレの横にあるパウダールーム(化粧室)を見せてもらいましたが、ホテルかと見紛うまでの設備の充実さ。ちょっとした着替えができる個室も完備されています。このような施設の充実は女性の視点に立ったもので、細やかな配慮の表れです。その結果、全国大学満足度ランキングで3位という好結果もでたのでしょう。

>>常に改革を断行する実行力>>