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「合格者」と「不合格者」を分けるものは?(3ページ目)

決してできないわけではないのに、本番で失敗する生徒はいったいどこに問題があるのでしょうか?その心理的な違いを今回は掘り下げます。

吉田 敦彦

執筆者:吉田 敦彦

学習・受験ガイド

本番に強い生徒になるには?

ライオンは我が子を千尋の谷に突き落とすと言いますが、古人は真実を端的に述べています。困難が人を強くするのです。親や教師がもちろん遠くから監督しながら、勉強だけではなく、対人関係や日常での様々な問題を乗り越えることが人としての幅を広げることにつながり、自信をつける結果にいたります。それを繰り返すことで、自分の頭で考える力が身につき、考える力が身につけば結果が伴います。結果が伴えば自信が出てきて、何ともいえない「気骨」が感じられるようになります。

反対に何浪もしてしまう生徒はどことなく頼りなげで、依頼心が強い生徒が多い傾向にあります。しかし、この生徒も自分で考える努力を重ねさせれば、自立できるようになるのです。現在体罰の問題も多く議論されている(無論体罰は厳禁)ようですが、この議論に本質的に欠けているものは生徒に対する「愛」です。愛しているから怒るのであって、腹が立って怒っているわけではありません(もちろん例外の人物もいますが……)。これは親であれば誰もが理解できることではないでしょうか?

自分の頭で考え、自立できるようになるには、まず家庭からはじまるのです。



<関連記事>
東大に合格する生徒に共通すること(All About「大学受験」)
できる生徒とできない生徒の圧倒的差とは?(All About「大学受験」)

<関連リンク>
2007年 大学入試センター試験 国公立大学合格判定基準表
2007年 センターリサーチ 総括表
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