宝戒寺。太子講の日

仏像たっぷりの
お気に入りの寺

宝戒寺は、鎌倉駅近くにあるわりには観光客は少なく、お安い拝観料でじっくり仏像とお話できる、わたしのお気に入りの寺です。本堂には、本尊の地蔵菩薩像など、多数の仏像があります。

寺のあるところは鎌倉時代の執権であった北条氏の屋敷があったところといわれています。後醍醐天皇が中心となって起こされた倒幕、元弘の変で、鎌倉幕府滅亡とともに北条一族も滅びました。後醍醐天皇は一族の霊をなぐさめるために、1335年(建武2年)足利尊氏に命じてこの地に寺を建てました。

聖徳太子の絵馬

聖徳太子は
大工さんたちの職能神でもある

また、この寺には、聖徳太子を祀った「太子堂」もあります。聖徳太子はさまざまな面で優れた人物であったため、いろいろな形で信仰されていますが、特に大工さんをはじめとする建築業に携わる職人さんたちの職能の神様であることをご存知ですか?

なぜかというと、聖徳太子は法隆寺建立という建築業界における大プロジェクトに成功した人物であり、たくさんの技能者を育てたためです。

そろいの半纏姿の職人さんたち

1月22日は
職人さんたちのお祭り

宝戒寺では、毎年1月22日に「太子講」という行事が行われます。建設業の職人さんたちが集まって護摩を炊いて読経し、木遣唄などを奉納するものです。そろいの半纏を着た大工さん、石工さん、庭師さんたちは粋でいなせで威勢がよく、鎌倉というよりも江戸っ子風な姿です。

一般人も参列できますので、ぜひ、この日に行ってみてください。

●宝戒寺に関する詳細は、こちらのホームページをごらんください。

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