やがて和解する篤姫と和宮
東京タワーの下にある増上寺は、家康以来の徳川家の菩提寺 |
しかし、この後二人は力を合わせて、江戸城の無血開城を実現することになります。
大奥解体後、和宮はいったん京都に戻りますが、再び東京にやってきて、篤姫とも、しばしば会ったということです。
和宮のお墓は増上寺にあります
増上寺の奥にある、徳川家墓所への入り口。たまたま見学の人がいて扉が開いていたが、普段は閉じている |
増上寺は、徳川家康以来の徳川家の菩提寺です。家康は、三河にいたころから浄土宗の信徒で、増上寺は、江戸における浄土宗の本山です。
増上寺のホームページはこちらです
和宮は脚気にかかり、伊藤博文の勧めで、箱根の塔ノ沢に静養に行きます。脚気の原因はビタミンB1不足なので温泉につかっても治らないと思いますが、当時は、そのことが知られていなかったのでしょう。
江戸では、富裕層の間で、精米された白米を食べる習慣が普及していました。白米はビタミンB1を含まないので、徳川家などの富裕層に、脚気患者が多かったようです。ちなみに篤姫の夫の徳川家定も、和宮自身の夫の家茂も、死因は脚気であったという説が有力です。
和宮を偲んで、後年篤姫も訪れたという箱根の阿弥陀寺 |
そのあたりの詳しい事情は、
「篤姫、和宮ゆかりの箱根阿弥陀寺」をごらんください。
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