国立博物館で
日本の玄関、太宰府の歴史を知ろう

お参りを済ませたら、ぜひ、九州国立博物館にも足を伸ばしましょう。と言っても、天満宮の境内からすぐのところに巨大エレベーターがあって、そう歩かずとも行けるのですが。

こちらは、東京、奈良、京都の国立博物館に続いて108年ぶりにできた、日本で四番目の国立博物館です。企画展も定期的に行われますが、常設展も、しっかり見てください。太宰府や九州北部が、かつて、アジア全体に開かれた文化交流の場であったことがよくわかります。

鏡張りの建物の側面には、周囲の自然が写りこむ

太宰府は、天満宮ができるはるか昔から「遠の朝廷」と呼ばれ、九州全体を治める政庁があったところです。また、海の向こうからやってくる外敵に対する国防の地でもありました。こちらでは、日本が外国からの文化を取り入れて国としての基盤を作って行った流れに沿って、さまざまなものが展示されており、ビジュアルで学べるコーナーも充実しています。九州北部は日本の玄関であった。それがわかると、この地方の旅がいっそう面白くなります。

●九州国立博物館のホームページはこちらです
2008年1月1日~2月24日までは、昨秋、東京国立博物館で開催されて人気だった、「京都五山 禅の文化展」も開催中です。

美味しい店は
けっこう多い

甘味処「お茶々」の店内。大きな窓の向こうに桜の木があり、春は天国の光景に
福岡出身で東京在住の友人によると、「福岡の食べ物屋は、まずいとすぐにつぶれる。東京より二割は安くて、美味しいものが食べられる」とのこと。わたしも、今回はじめて福岡に行き、まさにその通りと思いました。東京だったら、とてもこの値段じゃ出せないだろうと思うような料理が出る、いい店、味な店が多いですね。

太宰府の参道近辺にも、ちょっと寄ってみたい素敵な店が多いです。お勧めは、駅から参道に向かって左に折れたところにある「山菜 日和」という店です。ごく普通の民家をそのまま使った感じの建物で、農家出身の姉妹が切り盛りしています。お料理は、山に行って摘んできた山菜や、ご実家で採れた野菜を使ったものが多く、ひとつひとつが、とても丁寧に作られています。ローカロリーで美味しいモノをお探しの方は、ぜひこちらへ。

そのお隣には「お茶々」という甘味処もあります。日和が繁盛したために、その隣の家も買い取って開店したもので、お隣より古い、築百年くらいの建物を改築しました。日和は、主にランチ時間のみの営業ですが、こちらは午後いっぱい営業しており、日和と同じ食事メニューも食べられます。デザートは、大分の名物「へこ焼き」をお勧め。

●「山菜 日和」と「お茶々」のホームページはこちらです

雰囲気を求めるなら
自然庵もお勧め

九州国立博物館から駅に向かって降りてきたところにある自然庵という店も、なかなかです。日和さんが古民家なら、こちらは、昔の豪邸を改築した建物で、庭園がきれい。門の感じも素晴らしく、なんだかお大尽になったような気分です。

お料理は、湯葉や豆腐が中心の、美しい懐石。一人でも個室に通され、とても親切にお給仕していただけました。雰囲気も含めて、ちょっとリッチなお昼ご飯を食べるのに適した店です。

花かご弁当。これに茶碗蒸し、湯豆腐、デザートなどもついて2800円とは、かなりお手ごろ

●自然庵のホームページはこちらです

他にも梅自慢の天満宮や
天神様は多い

太宰府天満宮の絵馬には、やはり梅が描かれている
大宰府天満宮だけでなく、日本の各地にある天満宮や天神さんは、多くが梅見の名所となっています。東京にも、湯島天神や亀戸天神などがあります。亀戸天神は、梅よりも藤が有名な珍しい天神様ですが。

●亀戸天神の藤については、こちらをごらんください。

●次回の記事は、梅見情報の第二弾として、わたしのとっておき中のとっておき、東京の牛天神(北野神社)の梅についての記事をアップする予定です。ホント、ここの梅は、太宰府や湯島天神にも負けないのだ。

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