お江戸は七福神の
本場である

今のような形の七福神めぐりが始まったのは江戸時代のこと。したがって、お江戸は七福神めぐりの本場で、歴史のあるコースや新しく作られたコースがたくさんあります。ご近所でお手軽に済ませたい方も、少し遠出して知らない街を探索してみたい方も、よりどりみどり。今回はその中から、最古とされる谷中コースをご案内します。
谷中七福神コースでは、このような色紙が授与され、各寺でご朱印をいただきます

七福神には、神様も仏様もいらっしゃるため、たいていのコースでは、神社もお寺もありますが、谷中は東京有数の寺町だけに、七つ全部がお寺であることが大きな特徴です。それぞれの寺に歴史があり、探索しがいのあるコースですよ。

●東京の主だった七福神コースのリストはこちらにあります。コースごとに趣向を凝らした魅力的な授与品もあります。

谷中七福神コース

花見寺と呼ばれた青雲寺
谷中と言っても、田端から上野公園までと、けっこう広範囲。道草せずにさっさと歩いて、およそ3時間の寺町縦断散歩です。終わったら電車に乗って別の場所に移動する予定の方は、不忍池の弁天島にある弁財天からお参りを始めればよいし、帰りがけに上野でちょっと一杯をお考えの方は、逆に、田端の東覚寺にある福禄寿からお参りください。

●福禄寿 東覚寺
福禄寿だけでなく、道路のすぐ脇にある「赤紙仁王尊」にご注目ください。東京ではめずらしい石の仁王像で、ご祈願の方が、赤い紙を貼り付けます。

●恵比寿神 青雲寺
この季節は地味に見えますが、江戸時代、日暮里のこのあたりは、「日暮しの里」と呼ばれ、四季折々の花を楽しむ人で賑わったところです。境内には枝垂れ桜の木があり、四月になれば、世にも美しい光景となります。

修性院の塀に描かれた布袋さんイラスト
●布袋尊 修性院
こちらと青雲寺は、江戸時代に「花見寺」と呼ばれていました。塀に描かれたかわいい布袋さんのイラストが目印です。

次のページは谷中七福神コース、後半です。