かぼちゃに味がしみこむ!「圧力なべで煮物」のコツ
圧力なべで調理した煮物は、煮崩れがないのに味がしっかりしみこんでいます。 |
「かぼちゃのとりそぼろ煮」は、ひき肉をいためてからかぼちゃ、だし汁、調味料を加えて2分加圧してから10分蒸らすというレシピ。加熱時間が短いので、かぼちゃが煮崩れていないことにまず感動。なのに試食してみると、かぼちゃにしっかり味のしみこんだ絶品!でした。
圧力なべでの調理のコツは、まず「専用レシピを厳守する」こと。圧力なべでは最初から最後までふたをして調理するので、普通のなべに比べると水分がとびません。そのため一般のレシピを使うと水っぽくなってしまいます。同じ理由から「だしを強めにひく」のもポイント。
また、煮物は「蒸らし」も重要。蒸らしている間に、食材に味がじわじわしみこんでいくのです。
枝豆は「蒸す」でみずみずしく
「蒸し物」の場合は、中かごを使用します。 |
こうした「固い野菜を蒸す」のも圧力なべの得意ワザ。他にもじゃがいも、にんじん、卵(なんと、ゆで卵も作れるそう)を同時に圧力なべにかけて蒸せば、短時間でポテトサラダの下ごしらえが完了します。
それから、圧力なべは「炊く」にも向いています。白米ならなんと「加圧5分、蒸らし10分」で完了。玄米でも30分強(蒸らし含む)でふっくら炊き上げます。説明をうかがった藤井さんは「ご飯は圧力なべで炊きます」とのことで、炊飯器はお持ちでないそう。「ご飯だけは圧力なべで」という方も多いそうです。
圧力なべは料理初心者こそおすすめ
付属の専用レシピは33種類。サイトには300弱の圧力なべレシピが掲載されています。 |
もうひとつの結論は、「料理熟練者なら下ごしらえや炊飯に活用できそう」。「自分のやり方」がある程度定まった料理熟練者にとっては、専用レシピで調理するのはやや面倒に感じられるかもしれません。でも、「野菜を短時間で柔らかく」や「ご飯を美味しく炊く」という部分でなら、すぐに活用させられます。
また、圧力なべの得意な煮込み料理は冬のイメージがあるかもしれませんが、「夏こそ圧力なべ」も推奨したいこと。理由は「加熱時間が短いのでキッチンが暑くならずにすむから」です。
家事時間を有効に使うためにも、「短時間で美味しい」圧力なべは試してみる価値があるのではないでしょうか。
■商品データ
「クリプソ プルミエプラス」は電磁調理器にも対応。 |
・商品名:T-fal/ワンタッチ開閉圧力なべ クリプソ プルミエプラス 6L
・価格:オープン価格
・サイズ:35.6×25×25.1cm(※ふた、取っ手を含む。ガラスぶたは含まず)
・重さ: 3000g (※ふた、取っ手を含む。ガラスぶた、中かごは含まず)
・容量: 6L(※4.5Lタイプもあります)
・詳しい商品情報はこちらのサイトで:T-fal
・取材協力:株式会社 グループセブ ジャパン
【関連リンク】
煮る・茹でる/鍋
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