仏壇店に就職するには
大切な人を亡くしたばかりの遺族と接する機会が多い仏壇店のスタッフ。名義変更や保険や相続などの基礎知識は持っておきたいものです。時には心の支えとなる役目を担うこともあるでしょう。 |
ホームページで人材募集の案内を出している企業もありますが、特に募集の有無についての案内がない場合は直接アプローチしてみる手法もアリです。
必要な資格は特にありませんが、持っていると役に立つのはファイナンシャルプランナー、FP技能士などのFP関連の資格。葬儀後の遺族と関わる機会が多いだけに、保険や相続、不動産などの基本的な知識は持っていたいものですが、FP関連には手つかずの状態の仏壇店が多いのが現状。葬儀後の諸手続きについて的確なアドバイスができれば遺族にとっては心強い限りでしょう。
心のケアが求められています
グリーフケアという言葉を知っていますか? グリーフケアとは、死によって生じる悲しみのプロセスである「グリーフワーク」をケアすること。人は誰でも大切な人を失ったとき心に傷を負います。その傷はすぐに癒えるものではなく、さまざまな心の葛藤に苦しみながら乗り越えていくものと言われています。その過程で支えとなるのが「人」なのですが、特に仏壇や墓石などを扱うスタッフは、その役目を担うひとりとして意識を持つことが大切です。遺族がどのような精神状態に陥っているかを考え、悲しみを乗り越えるためにどんなサポートができるか……グリーフケアを常に意識し、知識を深めていこうという意欲的な人材が求められています。グリーフケアについては→こちらでもご紹介しています。
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