通夜・葬式の弔問マナー/通夜・葬式の弔問マナー

思いを伝える喪服。夏のお葬式ファッション(2ページ目)

真夏のお葬式で一番苦労するのが暑さ対策。黒ずくめの喪服は暑苦しく見えるだけでなく、熱を吸収するため服の中はサウナ状態。そんな真夏のお葬式ファッションの特集をします。

吉川 美津子

執筆者:吉川 美津子

葬儀・葬式・お墓ガイド

一枚で着ても上品に見えるカットソー

お辞儀をしても胸元が開かないカットソー
お辞儀をしても胸元が開かないので、きちんとした印象に見えます。
ジャケットの下には襟が詰まったタイプよりも涼しげにみえるカットソーはいかがでしょう?でも、普通のカットソーは胸元が広く開いているので、一歩間違えると葬儀の服装としては印象が悪くなってしまうという危険性もあります。もしカットソーを着る場合には、生地がしっかりして色あせしにくいもの、そして胸元の露出を控えたデザインを選ぶことが大切です。
こちらのカットソーは、胸元の高さを高めに設定し、「お辞儀をしても胸元が開かない」という不思議なデザイン。普通のカットソーでも、首元まで覆ってしまうようにレースを縫いつけるなどひと工夫すれば、肌の露出がかなり抑えられた印象になります。このようなカットソーなら素肌に一枚で着てもお洒落に着こなせます。

アクセサリーのかわりにコサージュでお洒落を

喪服用コサージュ
喪のシーンを意識した専用コサージュ。服に穴を開けないために最初からクリップが付いています。
喪服に結婚指輪以外のアクセサリーは付けないのが原則。どうしても付けたい場合はパールの一連のネックレスが無難と言われていますが、小物でお洒落をするならばコサージュがおすすめです。市販のコサージュは、ピンで留めるタイプのものが多いですが、服に穴を開けてしまうのは躊躇してしまう人が多いはず。その場合は手芸専門店などで売っているコサージュ用クリップをつけておくと便利です。


ロングヘアはまとめ髪。パーティー風は厳禁

お辞儀をしても胸元が開かないカットソー
簡単に髪をまとめられるヘアアクセサリー。伸縮性なのであわただしい葬儀の前でも簡単にまとめ髪ができます。これなら茶髪もすきりと隠すことができます。
ロングヘアは暑苦しく見えますのでまとめ髪にすると好感度UP。茶髪の場合もまとめて落ち着いた印象にしましょう。アップにするのはOKですが、後れ毛を出しすぎたり、カーラーで巻きすぎてはパーティー風になってしまうので要注意。髪の毛に付けるアクセサリーは黒かグレーなど地味な色でまとめること。


最後に、次ページではとってもラブリーな喪服をご紹介します。
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