タイ/タイのグルメ・レストラン

タイが誇る究極の激辛!イサーン料理

タイの中でも特に辛いことで有名なイサーン料理。実は東北地方の郷土料理のこと。辛いながら素朴な味に触れ、病みつきになる人が多いのです!定番料理からガイドオススメビールにあうイサーン料理までご紹介します。

執筆者:清水 千佳

みなさん、タイ料理というとどういうイメージをお持ちですか? とにかく、「辛い!」というイメージをお持ちの方がたくさんいらっしゃるのではないでしょうか? 確かに日本食に比べると辛いものが多いタイ料理ですが、今回はそんなタイの中でも特に辛いと言われている、究極の激辛料理、イサーン料理についてご紹介したいと思います。


イサーン料理にはまったガイド厳選オススメ料理

「イサーン料理」と一口に言っても、いろいろな料理がございます。まずはビール好きのガイドがオススメする、特にビールと相性のいい絶品イサーン料理をご紹介します。ガイドはタイのビールと一緒にこの激カライサーン料理を頂くのが大好きです。

これがサイクロン・イサーンというソーセージ。店によってかなり味が違うのが面白い
■サイクロン・イサーン(イサーン地方のソーセージ)
サイクロンはタイ語でソーセージという意味なのでイサーン地方のソーセージということですね。豚肉と麹発酵させた米と香辛料を混ぜ腸詰めを炭火で焼いたものです。発酵されているので、独特の酸味があるのが特徴です。初めて食べたときには「ソーセージなのにどうして酸っぱいのだろう?」と不思議に思いましたが、今ではこの酸味がクセになってしまいました。

手作りしているお店が多いので、店によってかなり味が違います。自分のお気に入りのサイクロンを見つけてみてはいかがでしょうか?

これがチムチュム。鍋もタイらしい土鍋を使っている。よく屋台でタイ人が食べている姿を見ます
■チムチュム(イサーンの鍋)
タイで鍋といえばタイスキを思い浮かべる人も多いと思いますが、チムチュムというイサーンの鍋もあるのです。タイスキがエアコンの効いたレストランで食べる鍋なら、このチムチュムは屋台や食堂で、汗をかきつつ食べる庶民派鍋というところ。チムチュムの鍋は炭火のコンロの上に乗せられた土鍋を使っているので、いかにもタイ庶民の味という風情が漂っています。

ナンプラー、レモングラス、ナンキョウ、コブミカンの葉、トウガラシ粉、コリアンダーの根などで出汁をとったスープに、野菜(空芯菜、キャベツなど)と、春雨、そして牛肉、レバー、ハツ、ミノを入れて食べるのです。

スープはさわやかな酸味と、ちょうど良い辛味が絶妙な旨みが出ていて、これも病みつきになる美味しさです。ハーブ類もふんだんに使われているので、美容にも良いかもしれませんね。

■ネーム・クルック(タイ・ソーセージとカリカリ和え)
お米やネームという豚肉を発酵させて作ったソーセージを混ぜて、コロッケのように揚げたものをばらばらに崩して、揚げたとうがらしや香味野菜(生姜や赤小たまねぎ、万能ねぎ など)和えたものがネーム・クルックです。

ネームの中には、豚の耳も入っているのでコリコリした食感が楽しめます。酸味と揚げたお米もカリカリ感と香ばしさが不思議とマッチするのです。生野菜とも相性が良いので、レタスなどの野菜を巻いて食べても美味しいですよ。


次のページではイサーン料理に関する基礎知識をご紹介! まだまだ美味しいメニューも続きます!
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