タイ/タイのグルメ・レストラン

人数が集まったらタイスキで決まり!(2ページ目)

タイに行ったら一度は食べたいタイ式鍋タイスキ。独特のタイスキのタレを一度味わうと、病みつきになること間違いなし!オススメのタイスキレストランと食べ方をご紹介します。

執筆者:清水 千佳

鍋に入れる具をチョイスしよう

旅行中に不足しがちな野菜。タイスキは女性には嬉しいヘルシーフード
タイスキ専門店では、テーブルに鍋(ほとんどの店で電気鍋を使用)が置かれており、その中にはスープで具を煮て食べます。では、タイスキにはいったいどのような具があるのでしょうか?

日本の鍋と変わらない具は野菜(白菜・えのきなど)と豆腐、春雨などです。他にも肉類、魚介類も豊富にあります。コカでは高級な魚介類(エビやカニなど)のメニューも充実していますよ。タイスキの具でメインはなんといっても、魚介類のすり身でしょう。すり身の種類もエビのすり身、白身魚のすり身、魚のすり身の海苔巻き、イカのすり身団子、魚のすり身いりワンタンなどバラエティに富んでいて、どこの店もすり身だけで10種類以上はあります。魚介類だけではなく、もちろん豚肉や鶏肉のすり身もあります。日本では見かけない具は、緑色をした中華麺(バーミーヨッ)です。この麺も意外とタイスキの辛いタレにマッチして美味しいですよ。肉類は豚肉か牛肉で、鍋の具としては珍しい内臓系が多いことが特徴です。

具は野菜も魚も全部一緒に、鍋の中に入れていきます。順番や決まりごとは特にありませんので心配せずどんどん入れてください。具を入れて鍋がいっぱいになったところで、蓋をします。レストランによっては鍋がいっぱいになったのを見計らって蓋をしてくれるところもあります。

ちなみに、メニューはどこの店も写真付きで、英語または日本語の併記がされているところもあります。注文するときは、食べたい具のメニュー写真を指でさせば大丈夫。


約10分も煮れば、美味しいタイスキの出来上がり。各店の秘伝のタレをつけていただきましょう。普通はパクチー(香菜)入りのタレが運ばれてきますが、パクチーの香りが苦手であればパクチー無しのタレを頼むこともできます。タレはそのままだとかなり辛いので、スープで薄めながら食べることをオススメします。自分の好みの辛さで召し上がってください。

シメはやっぱり雑炊でしょう

初めてのタイスキでも、思わず鍋奉行になってしまうかも?!
素材の美味しいところがギュッと凝縮されたスープ。鍋好き日本人なら、シメとして雑炊を作りたいですよね。タイスキでもちゃんと雑炊が作れるのです。白ご飯と生卵、あさつきと醤油は、たいていどこの店でも注文できます。

今では、ほとんどのタイスキレストランで白ご飯と生卵を注文すれば雑炊を作ると理解してくれ、何も言わなくても「雑炊セット」のように、醤油とあさつきが出てくるようになりました。以前はタイスキで雑炊を作るのは日本人くらいで、作っていると不思議そうな顔をされたこともありましたのに……。今ではそんなことありませんのでご安心を。

魚介類のダシがたっぷり出ているスープで作る雑炊は格別です。シメで雑炊まで食べられるなんて、日本人にとってはかなり満足度が高いタイ料理ですよね。人数が集まったら、とにかく一度はタイスキに行ってみてください。タイで友達や家族と一緒に鍋をつつくのも楽しいですよ。

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