温泉/九州の温泉

庄屋の館など 由布院温泉の泉質極上宿三選(2ページ目)

庄屋の館は泉質的に必須の宿!由布院温泉に数あるお宿から、名湯を紹介するシリーズ。二回目の今回は、お湯自体が「泉質極上!」の温泉宿を、厳選して紹介します。なお湯布院は地名であり、温泉名は由布院温泉です。

藤田 聡

執筆者:藤田 聡

温泉ガイド

御宿一禅では、「紫色の名湯」が見れるかも?

御宿一禅 露天風呂
御宿一禅のお湯は、青を通り越して薄紫色(藤色)になることもあるという。水色半透明の湯は独特のすべすべ感があり、特に女性にお勧めの湯。

御宿一禅 露天風呂
小規模ながら美しく、落ちついた雰囲気の露天風呂。屋根もあるので雨天でも快適に入浴出来る。
御宿一禅は、青色を通り越して薄紫色の湯が見られる場合もあると言われる宿です。お湯が青色に見える仕組みは、前のページで既に述べた通りですが、青色が最も濃厚な時に、紫かかった色になると言われています。残念ながら私が行った時は、紫はおろか、青色も弱い白濁に近い湯でしたが、お湯の良さはかなりのものでした。濃厚ですべすべ感もかなりあり、特に女性が喜ぶ湯だと思いました。

御宿一禅 外観
由布岳の眺望も美しい、御宿一禅の外観。
浴室は近年新しくなったようで、以前の男湯は宿泊者専用になった模様。日帰り入浴可能な露天風呂は、湯船が小さいので湯の入れ替わりが激しく、シリカのツブが成長する暇が無い予感がしました。濃厚な湯の色を目にするには、宿泊して貸切風呂に浸かる必要があるかもしれません。お湯の色は運次第になってしまいますが、これだけ白濁した湯は由布院温泉でも珍しく、独特のすべすべ感と合わせてお勧めの名湯です。

御宿一禅 本館
純和風の風情が素晴らしい本館。奥には離れも点在する。
御宿一禅は、ご覧の通り風情も秀逸。純和風数奇屋造りの建築は、万事田舎風の湯布院にあっては、かえって新鮮で高級感を感じます。奥には離れが点在しており、こちらも純和風が基本ですが、洋室も選べます。

■交通アクセス情報
  • 御宿一禅
  • 住所 大分県由布市湯布院町川上1209-1
  • 電話 0977-85-2357
  • 日帰り入浴 13:00~20:00 500円(混雑時不可、要連絡)
  • 大分空港から車で約1時間
  • Yahoo!地図
→次ページでは、由布院温泉の湯の良さを、ガイドが再認識した意外な宿を紹介します!>>>
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