信長・秀吉・家康のふるさと・愛知県
戦国時代の名所・旧跡もあちこちに
名古屋で今、最も熱い観光トレンドが「武将観光」。当サイトでも、年頭のガイド記事「2009・名古屋の観光トレンドBEST3」で1位に挙げて猛プッシュしています。右から信長・秀吉・家康の三英傑。写真は名古屋城天守閣内に展示の肖像画 |
武将観光とは、愛知県が数年前から推奨している“戦国武将ゆかりの地を巡る愛知観光”のこと。あまり知られていない、というか地元の人もほとんど意識していないのですが、名古屋を中心とする愛知県は、サムライ文化のふるさととも言うべき土地。何たって、織田信長・豊臣秀吉・徳川家康、天下を盗った三大武将はこの地の出身。さらに、江戸時代の殿様の何と7割は愛知県をルーツとする大名! さらにさらに、日本の城の大半は愛知県ゆかりの大名が築いたのです!! つまり、日本史を語る上で、さらには戦国~江戸時代を語る上で、愛知を素通りすることはできないのです。
県内では武将ゆかりの祭りも多い。写真は設楽町で夏に開催の「設楽原決戦場まつり」 |
今回、筆者は県観光協会推奨のモデルコースを周遊。かなり盛りだくさんで駆け足気味のプランですが、1日にどれだけ回れるかの目安になるハズなのでどうぞご参考に。
【目的地1 ~ 四間道・五条橋】
名古屋駅から地下鉄でひと駅の古い町並
散策スポットとしても人気上昇中
古い蔵が並ぶ四間道 |
町並の中には、ここ数年古い町屋を活かしたカフェやショップが急増中。アーケードがレトロな雰囲気を醸し出す円頓寺(えんどうじ)商店街にもつながっていて、町歩きを楽しむにもぴったりのエリアです。
小さな橋に残された
城下町大移動“清洲越え”の名残り
堀川に架かる五条橋 |
実は五条橋は、もともとここから6kmほど離れた場所にある清洲城の前を流れる五条川に架かっていたもの。家康は全国統治のシンボルとして名古屋城を築城し、それまでの尾張の拠点だった清洲城から、城下町を丸ごと那古野(なごや)の地へ引っ越しました。これが世に言う「清洲越し(きよすごし)」です。この町ぐるみの大移動にともない、橋の名前までもが新天地に移されたことを、この小さな橋が今に伝えているのです。
四間町界隈の古い民家の軒には屋根神様があちこちで見られる |
□ 五条橋
・ 場所:名古屋市西区那古野1丁目
・ アクセス:地下鉄国際センター駅より徒歩8分
・ Yahoo地図情報
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