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筑駒学校説明会レポート 求める生徒像とは(3ページ目)

10月11日13:00~14:30に行われた筑波大学附属駒場中学校(筑駒)の学校説明会に参加しました。「申込方法」「説明会内容」「学習の特徴」「学校行事」「入学選考(抽選)」についての詳細をレポート。

野倉 学

執筆者:野倉 学

学習・受験ガイド

8年間、抽選は実施していない

■入学選考について(14:10~14:30)
昨年度の募集より通学区域を東京の綾瀬市と埼玉県の朝霞市、川口市、戸田市、新座市、鳩ケ谷市、和光市、蕨市、千葉県の市川市、浦安市までを拡大しました。

2001年度より昨年度までの8年間、抽選を実施していません。募集要項には募集人員(120名)の約8倍を超える場合、抽選を行いますと書いてありますが、1000名ぐらいまでは抽選を実施しない予定とのこと。1000名を超えた場合、試験会場のキャパや教官の人員数の関係で抽選を行います。

入試は国語、算数、理科、社会の4教科各40分、各100点満点。上記に加え、報告書100点の合計500点で合否を判定。特に入試科目にない、音楽、図工、家庭、体育などを報告書で見るという全教科にこだわりをもつ、筑駒ならではの入試形態になっています。

合格最低点339点(正答率67.8%)、最高点401点(正答率80.2%)で、入試問題は全て教員の手作りの問題。筑駒で学んでほしい生徒像が現われていて、そのメッセージが含まれているそうです。

・国語では約60%が読解記述問題で、自分なりの表現でまとめることが要求される
・算数では大問題4題を解答用紙に途中経過を書かせる形式
・理科の昨年度の問題では化学3、生物2、地学・物理各1の大問7題が出題。例年、選択肢で答える問題が大半を占めるが、選択肢の中から“全て選んで答える”ものもあり、限られた題材を深く掘り下げた問題
・社会は例年20~25問の範囲内で、5つの選択肢の中から2つを選ばせるパターン形式が多い

繰り上げ合格は例年2月11日午後の説明会後、もしくは2月15日の入学手続きに電話連絡で行うとのこと。

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