前回(2004年度入試)のサンデーショックでの入試結果比較
サンデーショックで入試日変更を行うのは、フェリスのような女子のプロテスタント校が多い |
■桜蔭(倍率増加)
04年度 志願者数 797 受験者数 769 合格者数261 実質倍率2.9
03年度 志願者数 553 受験者数 544 合格者数256 実質倍率2.1
■女子学院(ほぼ変わらず)
04年度 志願者数1133 受験者数1023 合格者数420 実質倍率2.4
03年度 志願者数 695 受験者数 666 合格者数255 実質倍率2.6
■雙葉(倍率増加)
04年度 志願者数 606 受験者数 587 合格者数133 実質倍率4.4
03年度 志願者数 392 受験者数 378 合格者数113 実質倍率3.3
■フェリス(ほぼ変わらず)
04年度 志願者数 493 受験者数 460 合格者数200 実質倍率2.3
03年度 志願者数 429 受験者数 415 合格者数200 実質倍率2.1
サンデーショックがもたらす2009年度入試の影響
2009年度入試では例年では併願できない学校の受験が可能になります。例えば、2月1日(日)に桜蔭と2月2日(月)に女子学院、2月1日(日)に桜蔭と2月2日(月)にフェリス、2月1日(日)に雙葉と2月2日(月)に横浜雙葉などが挙げられます。一見、選択の幅が拡がったように見えますが、昨年度の入試結果データが参考にならないため、セオリー通りにこの学力、偏差値であれば合格できるという受験ができないことが懸念材料とも言えます。
各校の入試は学校側が発信する「欲しい生徒像」のシグナルです。要するに入試(問題)はその学校の「欲しい生徒像の学力」を問う内容、時間、配点、面接(生徒の応答や態度、保護者を見ること)なので、第一志望校に的を絞って、過去問や入試傾向の対策などを十二分に研究することが合格への近道かと思います。
サンデーショックの年だからといって邪な考えを起こさず、初志貫徹でお子さまのあった学校を選んで受験をすることがむしろ、好結果に結び付くのではないかと思います。このサンデーショックに当たる年に受験できることをチャンスと受けとめ、お子さまの志望校に向けて集中することをお薦めします。
<関連リンク>
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