中学受験での首都圏最難関校の筑波大駒場。東大に最も近い学校とも言われている
併設高校の大学合格実績や高校受験の合格実績が高いことも人気の要因ですが、「国立中学」が最も魅力的なことは学費が基本的にかからない(無料)ということです。今回はその首都圏国立中学を「偏差値」「志願者数」「実質倍率」のランキングを通して徹底研究し、ご紹介していきます。

同じ国立中学といえども異なる選抜方式

首都圏の国立中学は12校あり、筑波大学附属駒場中学校(以下、筑波大駒場)のみが男子校で、他の11校は共学校となります。各国立中学ともに入試日程(東京の国立中学8校の場合、一般入試の日程は2月3日と決められている)や選抜方法が異なります。

例えば、中学受験での首都圏最難関校と呼ばれる筑波大駒場の場合、4教科と報告書で選抜されます。具体的には国語、算数、理科、社会の筆記試験が各40分各100点の配点と、報告書100点の合計500点で考査されます。

筑波大学附属中学校(以下、筑波大附)の場合、小学生時代に学ぶ全教科にわたり、筆記試験、体育実技にて選抜されます。国語と理科で合計50分、算数と社会で合計50分、音楽と図画工作と家庭科で合計30分で行われ、配点比率が国語が10、算数が10、社会が5、理科が5、音楽が2、図工が2、家庭科が2、体育実技が3、そして調査書を合わせて選抜されます。

同じ学校法人筑波大学附属中学でもここまで選抜方法が違うことを鑑み、以下の「2012年度入試国立中学 偏差値ランキング(男女別)」を参考にしていただきたいと思います。

2012年度入試国立中学 偏差値ランキング  

(データ元は「中学受験スタディ」サイトです。)

【男子】
偏差値 校名               
73   筑波大学附属駒場中学校(以下、筑波大駒場)
68   筑波大学附属中学校(以下、筑波大附)
63   東京学芸大学附属世田谷中学校(以下、学大世田谷)
58   東京学芸大学附属小金井中学校(以下、学大小金井)
58   東京学芸大学附属竹早中学校(以下、学大竹早)
52   横浜国立大学教育人間科学部附属横浜中学校(以下、横浜国大横浜)
53   千葉大学教育学部附属中学校(以下、千葉大附)
50   お茶の水女子大学附属中学校(以下、お茶の水大附)
49   東京大学教育学部附属中等教育学校(東京大附)
49   東京学芸大学附属国際中等教育学校(以下、学大国際)
48   埼玉大学教育学部附属中学校(埼玉大附)
47   横浜国立大学教育人間科学部附属鎌倉中学校(以下、横浜国大鎌倉)

【女子】
偏差値  校名               
70    筑波大学附属中学校
69    お茶の水女子大学附属中学校
66    東京学芸大学附属世田谷中学校
60    東京学芸大学附属竹早中学校
59    東京学芸大学附属小金井中学校
55    千葉大学教育学部附属中学校
54    横浜国立大学教育人間科学部附属横浜中学校
51    東京学芸大学附属国際中等教育学校
50    東京大学教育学部附属中等教育学校
49    埼玉大学教育学部附属中学校
48    横浜国立大学教育人間科学部附属鎌倉中学校

※偏差値は四谷大塚(以下省略)のデータ。全て一般入試の偏差値。お茶の水大附は一般入試(男子)の募集定員が15名と少ないため判定不能

次ページは「2012年度入試国立中学 志願者数ランキング」を通じて徹底研究していきます。