塾の合格実績数を見る上でのポイント
塾が公表する中学入試合格者実績数は単純比較できない。数字だけの比較では大手塾が有利になる |
当然その場合、大手塾が有利になることは必至。だからこそ、特に大手塾を検討する場合、各教室(校)ごとの合格者数や合格率(=合格者数÷受験者数、もしくは小学6年生の在籍者数。以下、省略)を見ることが重要になり、検討しているエリアの塾各教室(校)に直接問い合わせをしてみてください。一方、比較的小規模な塾でも志望校、有名難関中学の合格率が高い塾もあるので、大手塾の教室(校)との比較の上検討するのがいいでしょう。
加えて、1人の児童が複数の中学に合格することが当然あり得ます。この場合、塾が発表する合格実績数は、全て合算した延べ人数となるので、その点も考慮にした塾選びをお薦めします。今年2008年2月1日に行われた男女御三家(開成・麻布・武蔵、桜蔭、女子学院、雙葉)は併願が物理的に不可能なので、ここの数字だけは横並びで比較することはできます。
合格した児童の塾の滞在期間についても様々です。例えば、夏期講習だけを受講するなど、少しでも滞在(通塾)すれば、合格実績として公表する塾もありますので、その辺りも確認してください。
以下に塾の合格実績数を見る上でのポイント・注意点をおさらいし、まとめました。
1.基本、合格実績数は塾全体の数字である(当然、大手塾が有利)
2.大手塾の場合、各教室(校)毎の合格実績数を把握すべき
3.合格率(=合格者数÷受験者数もしくは小学6年生の在籍者数)も見る
4.塾の合格実績数は延べ人数で公表している(1人の児童が複数校合格している場合も多い)
5.塾の滞在期間は様々だが、少しの滞在でも合格実績として公表することもある
上記の5点も考慮に次ページは2008年度入試塾別合格実績速報(2008年2月26日現在)男子難関中学編の筑波大学附属駒場、開成、麻布、武蔵を見てください。