中学受験用語集 「か」行
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学習指導要領は、公立の小・中・高での授業内容の指針。ほぼ10年に1回改訂されており、最近の改訂は小・中は2002年から、高校は2003年から実施されました。この改訂により完全週休2日制になりましたが、その影響で授業内容が大幅にカット。受験勉強に大きく影響したと言われています(俗にいう「2002年問題」)。授業内容のスリム化は、ますます公立と私立の学力差をつけてしまうのでは?という声も。今後は逆に授業時間増加が求められ、実施されていくようです。
■完全中高一貫体制
私立中高一貫校は、形態から大別すると「高校募集がある」と「高校募集がない」の2種類です。「高校募集がない」が本来の意味の完全中高一貫校ですが、「高校募集がある」場合でも高校募集数が少ない場合、または中入生(中学から入ること)と高入生(高校から入ること)のカリキュラムがまったく別の場合、実質的に完全中高一貫校といっていいでしょう。
■完全週休2日制
2002年の学習指導要領の変更により、公立の小・中・高で実施されました。これにより大幅に授業内容がカットされ、公立と私立の学力差が大きくなったと言われています。公立高校の一部では対策の一環として、「2期制」「45分7時限授業」の体制を導入し、学力を担保する方針を明らかにしています。
■高校外部混合クラス
最近、高校募集のない完全中高一貫校が増えています。ただ、高校外部募集のある私学も学習の進度に大きな差があるため、高校からの入学者と中学からの内部進学生とは混ぜない別クラス編成をとる学校が多くなっています。高校外部生と混合する場合でも高1までは別で、高2の選択授業開始時や文系・理系分け時に混ぜる場合が多数。ただし大学付属色が強い学校では、高1段階から高校外部混合クラスにするケースが多いようです。