子供との自然観察でエココロを育てよう!
ガイドが勝手に命名した『エコ育』。食育ももちろん大切だけれど、環境汚染が進んで食物の育つ環境が汚れてきたら食育もままならないのが現実ですから、これからは『エコ育』もしていかないといけませんよね。ゴミを持ち帰る、自然のものは原状復帰して帰る、そういうマナーを守る姿を見せるというのはもちろんのこと、こういった自然の中で、環境についての会話を弾ませるのも、エコ育のひとつだとガイドは考えます。
ガイドが子供によく話す話はこんな感じです。
「キミの食べてるお魚は、こうして水の中に生きていて、この水は、ウチの水道から出てくる水と繋がってるんだよ。だから、川を汚したり、ウチでも汚いお水をたくさん流すと、お魚の体の中が汚れて、お魚を食べたキミの体の中も汚れるんだよ」
「キミが来たとき、ゴミがいっぱいだったら嫌だよね。ゴミは小さなものでもちゃんと持って帰って捨てよう。そうすると、次に来た人が気持ちいいでしょう?」
「焼いてあるお魚も、最初はああして川や海に生きていた生き物なんだよ。キミのテーブルに焼いたお魚が出てきた、ということは、お魚が1匹死んじゃったんだ。だから、残さず隅々まで食べなきゃダメだよ。」
こうしたやり取りが、日々の生活の中でも出来るようになるためには、自然とのふれあいの経験が必要です。家の中やテレビの中の世界では体験できないふれあいが、子供の『エココロ』を育みます。
子供が育つのと同時に、親も育つ。それはエコについても同じです。豊かな自然に触れながら、親子でこんな会話が出来るようにしたいですね。
川で遊ぶ際の注意
■環境保護について
・川で遊んだあとは、ゴミを持ち帰る、川に何も流さない。
・川での釣りは、内水面遊漁規則によって、ルールがあり、釣りには入漁券・遊漁券が必要な場合が多いようです。川魚の保護のために、ルールを守りましょう。ルールを破ると罰則もあります。
(※詳しくは『多摩川の内水面遊漁規則』を詳しく書いたサイトを参照。こちら。)
・火の始末はきちんとやりましょう。水が近くても燃え広がることもあります。周辺の森が燃えてしまったら大変な環境破壊になることを忘れずに。
■川遊びでの安全について
・「危険」などの看板があるところは、本当に危ないところ。絶対に入らない。
・川の様子は、地元の方がよく知っているので、川に入る前に事前に安全か確認しておく。今日は水かさが増している、注意報が出ている、等の危険を知ったら、川遊びはやめておく。雨が降った後なども増水しているのでやめておいた方が無難。(キャンプする場合、中洲や河原は増水したときには川の中になるため、テントを張らない。事故が多発しています。)
・ビーチサンダルで川に入ると、滑って転んだり、流されたサンダルを拾いに行ったりして溺れたり、という危険があります。長靴も中に水が入ると動けなくなり危険です。滑りにくい靴を用意しましょう。
・出来ればライフジャケットを用意しましょう。ライフジャケットを着ていれば水に浮いていられます。浮き輪は流れたのを追いかけたりすると危険なのでやめましょう。
・釣り針は川に捨てると目を凝らしても見えないので危険。きちんと拾って帰りましょう。
【関連・参考リンク】
●奥多摩温泉郷『観光荘』…ガイドオススメの旅館。時間の流れがゆっくりと感じる、落ち着いた宿です。
●奥多摩観光案内…奥多摩観光協会が運営している奥多摩観光案内のサイト。奥多摩の色んな楽しみ方が掲載されています。
●奥多摩と秩父周辺の温泉 秩父と奥多摩の温泉1(from,All About[温泉レポート]ガイド記事)…東京の近郊の温泉は以前制覇したので再訪が多いが、新発見もあり充実した温泉巡りとなった。奥多摩から始まり秩父、甲州へと廻るレポートの第1回。
●奥多摩の湯宿で食事&入浴の日帰りプラン(from,All About[女のひとり旅]ガイド記事)…残り少ない夏を満喫するなら、温泉宿の食事付き日帰りプランがオススメ。品数豊富な懐石料理を味わって、美肌の湯に浸かる。わずか3~4時間の滞在ですが、宿泊したのと同じくらいの満足感が得られます。
●身近な絶景 奥多摩から昇仙峡へ(from,All About[バイク・ツーリング]ガイド記事)…緑豊かな奥多摩から甲府盆地を抜け、昇仙峡へと向かう、日帰り絶景ツーリングをご紹介。あまりハードではなくて気軽に行けることに重点をおいた旅です。
●山歩き、新緑…[いざ行かん、トレッキングへ](from,All About[DORON]特集記事)…新緑の季節、奥多摩の三頭山でトレッキングを体験。山を降りた後は湯に浸かり、古民家の宿に泊まるのもいい。人気のアウトドアショップA&Fカントリーのチョイスした山道具も紹介する。DORON(ドロン)は、趣味に、恋に、勉学に意欲的な“50代おとこ”のためのインターネットマガジン。“50代、遊びごころは鳴り止まない”