純石けん洗顔の方法
泡立てネットはドラッグストアや100円ショップなどで販売されています。
オリーブオイル等で出来ている純石けんは、泡で洗うというよりヌルヌルさせて洗う感覚のものが多く、泡立ちはそれほど良くないものも多いです。
■顔を洗うときのポイント
泡が立ったら、顔に優しく置いていき、全体的に泡が広がったら、小鳥の頭をなでるくらいの優しい指使いで汚れを落としていきます。強くこすると毛穴が一緒に動いてしまい汚れが十分に落ちません。
■泡で洗ったあとすすぐときのポイント
全体的に汚れが落ちたら、ぬるま湯で流します。ここでポイントなのが、「ぬるま湯」。体温と同じくらいの熱くも冷たくもないお湯ですすぐのが、お肌に負担をかけず、より汚れが落ちる方法です。
・熱めのお湯・・・湯煎したバターが溶けるように、肌の皮脂が流れすぎてしまって乾燥してしまい、肌にダメージを与えます。シャワーのお湯を顔に直接かけるのもNGです。
・冷たい水・・・毛穴が閉じてしまうので毛穴の汚れが十分に落ちず、毛穴の黒ずみなどの原因になったり、それが悪化するとニキビの原因になることも…。
小鼻の脇や顔の輪郭部分、髪の生え際等も、忘れずによくすすいでください。肌に残った石けんカスは、肌荒れやニキビの原因になることがあります。
■すすぎ後、拭くときのポイント
よくすすぎ終わったら、タオルで顔をやさしく包みこみ、押さえるようにして水分を取ります。こするのは無駄に肌を痛めてしまうのでオススメできません。
■メイクしているときは
「石けんで洗って流す」を2回する「W洗顔」をすればほとんど落ちてしまいます。バッチリアイメイクやラメなど、1回の石けん洗顔で落ちていないときは、落ちていない部分だけクレンジング剤を使って落とし、もう1回石けん洗顔して仕上げます。
石けん洗顔後のオススメの保湿方法
それまで市販の洗顔フォームを使ってきた場合、石けん洗顔に変えた途端、肌がつっぱったり乾燥してしまったりして、ゲルやクリームをベッタリつけたくなるかもしれませんが、そこは少し我慢!少量の天然の保湿成分で保湿して、自分の肌の力を信じてあげましょう!
石けん洗顔をしている方は、美肌水(正式には『尿素グリセリン水溶液』)を使っている方が多いように思います。
名古屋で開業していらっしゃる今井龍弥先生が開発した美肌水は、尿素とグリセリンという保湿効果抜群のものを水で薄めただけというシンプルさ、1年間使っても数百円しか掛からないという安価さで、雑誌に紹介されたり書籍が発売され、ブームになりました。
身近な材料(ドラッグストア等で簡単に安価で購入できます)で、シンプルに保湿ケアが出来、成分の単純さによる環境へのリスクの少ないのが良いですし、都度容器を捨てる必要がないのでゴミを出さずエコにもつながります。
ぜひ石けん洗顔の後に美肌水を使ってみてください。もし作れなければ、お持ちの保湿剤を今までより薄くつけてみてください。
『ゆほびか』サイト内今井龍弥先生のページはこちら。美肌水の作り方や、美肌水を使った手作り石けんの作り方も掲載されています。
固形石けんの保存方法
ソープディッシュの他には石けん用のネット(巾着状になったもの)に入れて吊り下げて置くのもオススメ。 |
オススメは右図のような水はけのよいソープディッシュ。水がソープディッシュの中にたまったまま石けんを放置していると、ヌルヌルと崩れやすくなります。
ちなみに・・・
石けんに髪の毛がついてしまって取れないときがありますよね。そういう時は爪で取ったり水で流したりせず、身体を洗うときに石けんをお尻につけてクルクルしてみて下さい。ツルッと髪の毛が取れますよ!
ガイドおすすめの石けん
ガイドは混合肌で、荒れやすい体質であることから、リスクの少ない石けんに変え、数年前から純石けん一筋です。ガイドおすすめの石けんをお教えします。
・松山油脂(株)の 『無添加石けん』
純石けん成分98%という純度の高い石けんで、値段は1個当たり100~150円です。ネットで泡立てするとものすごく泡立ちます。洗いあがりがつっぱらないので使い心地が良いです。固くて最後まで崩れにくいのも使いやすいです。
・太陽油脂(株)の『お風呂の愉しみ マルセイユ石けん』
オリーブオイル、パーム油、ココナツオイルなどの天然油脂と、グリセリンしか含まない完全無添加の石けん。化粧落としにも使えて、洗い上がりがしっとりします。
・ナイアードの『アダテペの石鹸』
エクストラバージンオリーブオイル100%の白い石鹸。500円程で購入できます。オリーブオイルで出来ているけど放置している時に溶けにくく固いまま使えるのが良いです。泡立ちは若干悪いですが、オリーブオイルソープの特徴です。洗い上がりはさっぱりなのにしっとり。
諸注意
・純石けんとはいえ、使いすぎれば微生物が食べられないほどの石けんカスを排水に流すことになり、海や川を汚したり、生態系を壊すような事にもなりかねません。純石けんだから無添加だからと過信して使いすぎることのないようにしたいですね!・この記事で紹介したのはご使用方法の一例です。お肌の状態に合わせて色々調整をしてみてください。お肌に合わないときはご使用をやめてください。
・純石けんはオリーブオイルやココナツオイルなど様々な油脂で作られたり、精油(エッセンシャルオイルといって天然成分の香料)が入っていたりと、あなたのアレルギーを引き起こす原因になるような素材が入っているかもしれません。
心配な方は、肘の内側などでパッチテスト(塗ってから24時間ほど放置し、異常がないようならOK)を行ってからご利用下さい。
・石けんは、ケーキみたいに美味しそうに見えてしまうものがあります。お子さんが食べたり飲んだりしないようにお気をつけ下さい。