旅に出るということは、非日常の空間に身を委ねること。そんな旅先では、様々な出会いがあり、いろいろな出来事が起こります。

そんな時、思わず泣いてしまったことも多々あるように思います。きっと、この記事を読んで頂いている方々にも思い当たる場所がいくつかあるのではないでしょうか?

今回は、昔から涙腺が弱くて、ドラマの最終回や映画のラストシーンではすぐに涙ぐんでしまうことが多かったガイドが、旅の途中で思わず泣き崩れてしまった……という名所・旧跡をご紹介します。どの名所・旧跡も印象深いところばかりですよ。

厳寒の中、待ち続けたかいがあった……

函館山からの眺め(1)
冬の寒い日の夕暮れ、函館山の上から眺める函館市街の風景(2005年12月撮影)
ガイドが旅の途中で思わず泣き崩れてしまった名所、まず最初は北の大地、北海道から。

金森倉庫から眺める函館山
函館のシンボルでもある函館山。市街のどこからでも美しい山容を眺められます(2005年12月撮影)
2005年の冬、天皇誕生日を含む3連休を活用して、函館へ出かけました。

朝一番の東北新幹線「はやて」と特急「スーパー白鳥」を乗り継いで、函館に到着したのは午後。昼食を済ませた後、市内を走るワンコインバスに乗って元町地区へ移動します。

降り積もった雪で足下が悪い中、洋館めぐりを楽しんだ後、函館山ロープウェイに乗って16時過ぎに函館山(Yahoo! 地図情報)の山頂へ到着。

雪に覆われた夕暮れの函館市街の眺めも、もちろん素敵で感動したのですが、ここまで来たらやはり100万ドルと賞される夜景を楽しみたいもの。3連休初日のため、次から次と観光客が訪れる状況ではありましたが、せっかくの機会ですし、覚悟を決めて日が落ちるのを山頂の展望台で待つことに決めました。

函館山からの眺め(2)
夜の帳が下り始め、函館市街にあかりが点り始めました(2005年12月撮影)
真冬の北海道という極寒の中で、周囲に遮る物が何もない函館山の山頂に吹きつける風は、少しずつ体感温度を下げていき、何枚も重ね着をしているにもかかわらず、その寒さが体中にどんどんしみこんでいきます。

その厳しい寒さにウルウルしつつ、展望台で粘っていると、夜の帳が下り始めると共に、街のあかりが増えていくのに気づきました。

そして山頂の展望台で待ち始めてから約1時間が過ぎ、待ちかねていたその瞬間がついにやってきました!

函館山からの眺め(3)
漆黒の闇に支配された函館市街のあかりが美しく浮かび上がりました。まさに100万ドルの夜景です!(2005年12月撮影)
漆黒の闇に支配された函館市街に、街のあかりが浮かび上がりました。その美しさはまさに宝石箱!厳しい寒さの中を待ったかいがありました。

カメラのシャッターを押しながら、気がつくと泣いていました。厳しい寒さもあったのでしょうが、粘ったかいがあって素晴らしい風景が見られたことに対する感動の涙もあったのでしょう。何枚も写真を撮って自分なりに納得した後、観光客で混雑する中をロープウェイ乗り場に向かったのでした。

函館の地図
【北海道】函館の位置はここ。

函館山へのアプローチ

  • 地図:Yahoo! 地図情報
  • 公共交通機関の場合
    <飛行機>
    函館空港より函館駅前行きのシャトルバスで、函館駅前下車。
    函館駅前から、循環バス LCSA元町、ロープウェイシャトルのいずれかに乗車し、ロープウェイ前バス停下車。函館山ロープウェイに乗って山頂へ。
    冬季以外は、函館駅前から函館山山頂まで直通する登山バスも運行されます。

    <JR>
    東北新幹線「はやて」で八戸乗り替え、特急「スーパー白鳥」または「白鳥」で函館駅下車。または上野からの寝台特急「北斗星」で函館駅下車。
    函館駅から先は<飛行機>のルートと同じ。

     
  • 車の場合
    函館空港より国道278号線経由で函館市内へ。
    函館山の登山道路で山上まで行くこともできますが、夜景の時間帯は、交通規制により自家用車はほとんどの期間で登ることが出来ません。
    函館山ロープウェイ周辺の駐車場に車を止めて、ロープウェイで山頂へ登る形になります。