寿司、風呂、和室と日本人客向けのホスピタリティ満載
寿司店「海彦」は40席の小さな店で、4~5,000円台のメニューもあり、思ったほど高くないという印象。船での食事は和洋中などバラエティに富んでいるので、飽きることはないですが、寿司は別格ですね。日本にいても食べたくなる時もあるように、船上、それも外国行きともなれば、尚更食べたいと思う気持ちが募るのではないでしょうか。飛鳥の時もそうでしたが、寿司店があるから飛鳥に決めたというお客も少なくなく、飛鳥の1つの特徴となっています。
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ドライサウナ、ミストサウナ、シャワーを備える大浴場。 |
さらに日本人客向けの施設としては大浴場。男女2カ所備え、展望浴場となっています。次に和室。広さ12畳で、囲碁や将棋などをすることができます。ロングクルーズになると必要不可欠な存在で、長く外国文化の中にいると畳の香りと手触りが恋しくなるのでしょう。クルーズが趣味の友人は「疲れた」と思ったら、和室に行って昼寝するとすっかり元気になると言います。疲れを癒すとは意外にそんなものかもしれません。
エステもインターネットもでき、都市ホテル並のサービス
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資生堂と提携してエステサロンを併設。美容室も備え、船内は都市ホテル同様のサービスがある。 |
このほか、フィットネスクラブやスポーツジム、シアター、テニスコートなども整備されています。かでも女性にとって、うれしいのはエステサロンがあること。個室対応で、ペアエステもあります。ゆったりとした船の上でエステティックの時間をもてるとは、最高のリラクゼーションではないでしょうか。船旅は船での時間過ごし方が旅の楽しさの決め手。毎夜のようにディナーや社交ダンスなどのパーティーがあるところです。身も心もリフレッシュしてひときわの夢心地を味わうのもいいかもしれませんね。
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インターネットが利用でき、留守家庭に旅の近況報告もリアルタイムで。 |
さらにインターネットにも対応。船に申請するとアドレスがもらえます。そしてプリペイドカードを購入し、付与してもらったアドレスで通信するというわけです。ちなみに料金は10分で1,000円。1分100円はマッサージ料金とほぼ同じですから、高いといえば高いですが、従来はインターネットが利用できないケースが多かったことから考えると、客船も進化してきたといえるでしょう。
気になる料金ですが、約100日の世界1周クルーズクラスで1人約340万円(早割)。つまり1室1人1泊34,000円ですが、食事付きですし、移動の交通費を含んでのことですから、考えようによっては安い!のではないでしょうか。すでに2006年の世界クルーズは完売。キャンセル待ちの状態です。世界1周といわずとも、ショートクルーズもたくさんあります。1度体験してみてはいかがでしょうか。夏は特に気持ちいい旅になるでしょう。
■郵船クルーズ「飛鳥2」
- 所在地:東京都千代田区丸の内2-3-2 郵船ビル
- 交通・アクセス:JR東京駅、東京メトロ丸の内線東京駅、千代田線二重橋駅、都営三田線大手町駅から徒歩2分
- 地図:Yahoo!地図情報
- TEL:03-3284-6001
- HP:飛鳥2