ドイツ/ドイツ基本情報

喫煙天国ドイツ、遂に3つの州で禁煙法施行(2ページ目)

今まで喫煙天国だったドイツですが、2007年8月1日、遂に一部の州で禁煙法が施行されました。具体的な内容、今後の動きも含めて、ドイツでのタバコ事情をお伝えします。

執筆者:カルカ 麻美

2008年以降は全国で禁煙法実施

ドイツ禁煙法
タバコが吸える場所は、これからどんどん減っていく見込み (C) //hello ?!
フランクフルトがあるヘッセン州ではこの秋に、その他の州でも2008年1月までには禁煙法が施行される見込みです。

このように州によって禁煙法の開始時期や細かい内容が異なるのは、ドイツでは各州が自治権を持っているから。これからドイツ各地を旅行する喫煙者の方は、場所によってタバコがOKなところとダメなところがあるので、気をつけてくださいね。

ちなみに禁煙の場所でタバコを吸った場合、罰金を取られますが、その金額も州により様々です(罰金の最高金額はまだ明確ではありませんが、州によりだいたい250~5,000ユーロくらい。実際に徴収される額はこれより少ないことが多いとされています)。


9月から交通機関も全面禁煙

2007年9月からは交通機関も全面禁煙となります。

  • ドイツ鉄道の全ての電車内、駅構内、ホーム
    ※2007年7月からはすでに近距離列車内での全面禁煙が実施されていますが、9月からはICEやIC/ECなどの長距離列車も禁煙になり、喫煙車両は廃止されます。

  • タクシー

  • 空港 ※現時点ですでに禁煙の空港もあります。



  • ビール祭りではタバコOK

    多くの州では、ビール祭りなどのイベント時に設置されるテント内での喫煙は、例外として認められることになっています。ミュンヘンで毎年秋に行われる「オクトーバーフェスト」でも、今のところはこれまで通りタバコOKです。

    ※2008年1月1日に施行されたバイエルン州の禁煙法で、当初の計画とは異なり、オクトーバーフェストを含む全てのビアテントでの喫煙が禁止となりました。他の州ではテント内での喫煙はOKとするところが大半です。

    参考:ガイド記事「ドイツ全国の飲食店で禁煙法実施へ



    ちょっとややこしいドイツの禁煙法ですが、禁煙エリアでうっかりタバコを吸って罰金を取られてしまった、なんてことにならないように気をつけましょう!

    なおここに載せた情報は現時点のものです。今後内容が大幅に変更になったり、大きな動きがあったときはまた改めてお伝えしたいと思います。

    【関連リンク】
  • 基本情報(気候/時差/通貨)
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    ※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
    ※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。

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