ドレスデン近郊の自然の中を、今も毎日煙をモクモク立てて元気に走る蒸気機関車があります。ノスタルジックな汽車に揺られて目指すのは、「モーリッツブルク城」という水に浮かぶロマンチックなお城。ドレスデンからの日帰り旅行にオススメのコースです!
120年以上前から走り続ける蒸気機関車
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ドレスデン郊外を走る、観光客に人気の蒸気機関車。 |
ドレスデンの郊外を今も現役で走り続けているのは、「レスニッツグルント・バーン(Lößnitzgrundbahn)」という名の蒸気機関車。発車駅は、ドレスデン中央駅からSバーン(S1)で15分の「ラーデボイル・オスト(Radebeul Ost)」。ここから列車は森の中を通り抜け、「ラーデブルク(Radeburg)」という小さな町までのんびりと走っていきます。
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古めかしい車内のつくりも雰囲気があっていい |
この路線ができたのは1884年。誕生から120年以上も経つ歴史ある路線です。当時から変わらないこの区間は全長16.6Kmで、途中11ヶ所の小さな停車駅があります。終点には片道50分で到着。ちなみに現在稼動しているのは、1953/54年製の機関車。簡素なつくりの車内はとってもレトロで、乗り込んだ瞬間ノスタルジックな気分が高まってきます。
それでは早速、出発進行! 心躍るSLの旅の始まりです。
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