古城街道沿いにある、人口約6,900人の小さな保養地バート・ヴィンプフェン(Bad Wimpfen)。町を歩いていると中世のカラフルな建物が次々に現れ、「かわいい~!!」と連発せずにはいられません。

石畳の道、木組みの家……町は中世そのもの!

バート・ヴィンプフェン
バート・ヴィンプフェンの町の中心広場。木組みの家が可愛い

バート・ヴィンプフェン
ちょっと傾いている古い家は、何とも愛きょうがありますね
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バート・ヴィンプフェンは第二次世界大戦で大きな戦災を免れたため、歴史ある古い建物がたくさん残っています。素晴らしいフランケン様式の木組みの家々、カラフルで可愛らしい建物。ちょっと傾いていたりゆがんでいたりするところが、またノスタルジックでいい雰囲気。

ドイツには石畳の道がたくさんありますが、バート・ヴィンプフェンの石畳はでこぼこ具合がかなり強烈(歩きやすい靴を用意してくださいね!)。そんなところからも、町を歩いていると本当に昔の時代に迷い込んでしまったような気分にさせられます。


バート・ヴィンプフェン
趣きのある坂道。両側にはカラフルな家がいっぱい
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ここには特に有名な観光スポットやお店がたくさんあるわけではありません。バート・ヴィンプフェンは、観光地化されていないドイツの古くて素敵な町並みを純粋に楽しみたい、という方にかなりオススメ! 町はとても小さく、半日あれば周れてしまう規模(ガイドは一つ一つの建物にいちいち感激していたので、半日では足りないくらいでしたが……)。ぜひ、いろいろな小道もくまなく歩いてみてください。どこを通っても本当に可愛い建物がぎっしりと並んでいて、たくさんの絵になる風景に出合えますよ。


ネッカー川沿いで発展してきた歴史ある町

バート・ヴィンプフェン
中世の時代、シュタウフェン家が建設した城壁の跡
現在バート・ヴィンプフェンのある場所には、石器時代から青銅器時代にすでに人が住んでいたことが分かっています。このネッカー川沿いの地域にはフランスからの道が通っていて、さらに東方面(ニュルンベルクやドナウ河)へと続いていました。町がこの古い道に面していたこと、肥沃な土地に恵まれたことなどから、現在のバート・ヴィンプフェン付近は発展。紀元前450年ごろにはケルト人が、西暦85年ごろにはローマ人が住んでいたことも、遺跡の発掘から分かっています。これらの発掘物は、石の家(Steinhaus)内の歴史博物館で見ることができます。

またバート・ヴィンプフェンには、13世紀初めに建てられたシュタウフェン家(神聖ローマ帝国の王朝)の居城跡が残っています。シュタウフェン家は帝国内の各地に皇帝の城を築き、分散統治をしていました。バート・ヴィンプフェンの居城もその一つ。上記の石の家のほか、青の塔、赤の塔、石造りのアーチなどが、この城域内に現存する建築物です。

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