ドイツ/ドイツの鉄道旅行

どっちが安い?ジャーマンレイルパスvs切符(2ページ目)

ジャーマンレイルパスと普通の切符、実際のところどっちの方が安いのでしょう?ここではたくさんの例を挙げて、どんな場合にどちらがお得なのか徹底比較します!

執筆者:カルカ 麻美

長距離区間を往復する場合

まず、比較的長距離の区間を往復する場合を見てみます。フランクフルトを拠点にして、ミュンヘンとベルリンをそれぞれ往復。ミュンヘン、ベルリンではそれぞれ数日間滞在するものとします。
ドイツ鉄道料金
※価格は全てユーロ。例:121.50=121ユーロ50セント
※「片道81.00」は、片道一人分の通常価格(割引なし)が81ユーロという意味。
カッコ内は片道の所要時間
※Sparpreis 50は50%割引価格、Sparpreis 25は25%割引価格
※上記は全てICE利用時の料金。ICやRE/RBなどを利用する場合、上記金額より
安くなります

以下は、それぞれの往復割引切符の合計金額。移動日は合計4日間なので、ジャーマンレイルパスの4日間用の価格と比較します。
切符とジャーマンレイルパスの料金比較
Sparpreis(シュパープライス)の同乗者割引によって、人数が多ければ多いほど割引率が高くなります。そのため週末をはさむ時に適用されるSparpreis 50だと、3人以上の場合、ジャーマンレイルパスより安い計算に。

曜日に関係なくいつでも適用されるSparpreis 25では、いずれにしてもジャーマンレイルパスより高くなります。これくらいの長距離を4回移動する場合は、上手く週末をはさんで移動でき且つ3人以上でないとパスより安くならないので、切符を買った方がお得というケースは限られてくると言って良いでしょう。

移動日が6日間になるケースも見てみましょう。
ドイツ鉄道料金
ドイツ鉄道料金

上記の3区間をそれぞれ往復すると移動日が6日間になるので、ジャーマンレイルパスの6日間用の価格と比較します。
切符とジャーマンレイルパスの料金比較

4日間のときと同じように、Sparpreis 50で3人以上の場合、切符の方がジャーマンレイルパスより安くなります。

もう少し短い距離を移動する場合は、Sparpreisを利用した方がぐっと安くなるケースが多いです。次のページで比較してみましょう。その他、子連れの場合も切符を買った方が安くなる場合が多いのですが、それについてもご説明します。
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