長距離区間を往復する場合
まず、比較的長距離の区間を往復する場合を見てみます。フランクフルトを拠点にして、ミュンヘンとベルリンをそれぞれ往復。ミュンヘン、ベルリンではそれぞれ数日間滞在するものとします。※価格は全てユーロ。例:121.50=121ユーロ50セント ※「片道81.00」は、片道一人分の通常価格(割引なし)が81ユーロという意味。 カッコ内は片道の所要時間 ※Sparpreis 50は50%割引価格、Sparpreis 25は25%割引価格 ※上記は全てICE利用時の料金。ICやRE/RBなどを利用する場合、上記金額より 安くなります |
以下は、それぞれの往復割引切符の合計金額。移動日は合計4日間なので、ジャーマンレイルパスの4日間用の価格と比較します。
曜日に関係なくいつでも適用されるSparpreis 25では、いずれにしてもジャーマンレイルパスより高くなります。これくらいの長距離を4回移動する場合は、上手く週末をはさんで移動でき且つ3人以上でないとパスより安くならないので、切符を買った方がお得というケースは限られてくると言って良いでしょう。
移動日が6日間になるケースも見てみましょう。
上記の3区間をそれぞれ往復すると移動日が6日間になるので、ジャーマンレイルパスの6日間用の価格と比較します。
4日間のときと同じように、Sparpreis 50で3人以上の場合、切符の方がジャーマンレイルパスより安くなります。
もう少し短い距離を移動する場合は、Sparpreisを利用した方がぐっと安くなるケースが多いです。次のページで比較してみましょう。その他、子連れの場合も切符を買った方が安くなる場合が多いのですが、それについてもご説明します。