ドイツ/ドイツ基本情報

ドイツ旅行の1日の予算ってどれくらい?(2ページ目)

ドイツを旅行する際、1日にかかるお金ってどれくらいなのでしょう? ドイツの物価は高いのか、安いのか? 旅行者にとって重要な食費と交通費を中心に、例を挙げながら旅行予算について考えてみます。

執筆者:カルカ 麻美

スーパーは安い!

ビール
ドイツのビールはびっくりするほどの安さ
ドイツでの外食は日本とまあ同じくらい、お水が付かないことを考慮すると少し高め、といったところですが、ドイツのスーパーの食料品などはとても安いです。旅行者にはあまり関係がありませんが、野菜や果物は日本と比べると格安、消費量が日本より圧倒的に多いと思われる乳製品やお肉も安めです。

旅行中、ペットボトルの水やジュースを買うことはよくありますよね。スーパーでは0.5リットルのミネラルウォーター20~40セント(約30~60円)くらいで買え、1.5リットルのボトルでも20~80セント(約30~115円)程度。ジュースも同じくらいです。ただし、使い捨てのペットボトルには一律25セント(約35円)のデポジットが加算されるので、知らないとレジで支払いをするとき、「水は高い」という印象を持ってしまいます。空のボトルを返却するとデポジットも戻ってくるので、できれば捨てずにきちんと返したいですね。(デポジットについては、ガイド記事「ドイツビールは瓶が主流。缶ビールは邪道!」で詳しく解説しています。)

ビールは0.5リットルの瓶で65セント(約95円)前後。さすがにビールは本場なので、びっくりするほどの安さです。※ビール瓶にも8セント(約11円)のデポジットが加算されます。

また同じペットボトルの水でも、スーパーではなく駅や空港の売店などで買うと、0.5リットルのものでも1ユーロ(約145円)前後とかなり割高になります。

地下鉄はお得なパスを利用して節約

地下鉄
地下鉄はお得なパスがあるので、交通費はそれほどかかりません
ガイド記事「ドイツ市内交通の利用法」でも説明をしていますが、ドイツの大都市で地下鉄やトラムを利用する場合、滞在日数に応じて1日券や3日券、1週間券などの市内交通乗り放題のパスを買うと、ずいぶん節約できます。初乗り料金は、今のユーロ高のレートで換算すると東京とあまり変わりませんが、パスを使う場合、1区間ごとに切符を買わなければならない東京と比べて交通費はずっと安く抑えられるはずです。

各都市の市内交通料金
市内交通
長く滞在する場合は、3日券や1週間券を利用するとさらに割安に

1日にかかるお金を計算してみよう

最後に、1日にかかる食費と交通費をざっと計算してみましょう。
※ホテル代はチェックアウト時にまとめて精算するため、ここでは除いてあります。また朝食はホテルに付いているものとします。

その日によりレストランでランチを食べたり、サンドイッチで済ませたり、夜は一品料理のみのときや、前菜もつけてちょっと豪華に……というように、いろいろなバリエーションがあると思うので、それぞれの中間くらいの金額で計算してみました。また大都市以外では、徒歩で観光できるので交通費はかかりません。
1日の予算
1日の予算
1日にかかるお金は食事の内容や交通費が
必要かどうかにより、25~35ユーロ
(3,700~5,000円)くらい?

この他に、その日のプログラムにより美術館やお城の入場料金などが必要になりますね。その他、おみやげ代も忘れずに。



ドイツの日常品の物価がどれくらいか、だいたいイメージがつかめたでしょうか? 為替レートによってもかなり違ってくるので、旅行前にはレートの動向もぜひチェックしてくださいね。

※2006年8月現在 1ユーロ=146円

【関連リンク】
  • 基本情報(気候/時差/通貨)
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    ※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
    ※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。

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