移住やロングステイに人気のオーストラリア。なぜ、わたしたちは「孤高な大陸」といわれる南半球の国・オーストラリアに、これほどまでに惹かれるのでしょう。1940年代の豪州を舞台にした映画「オーストラリア」にみる、魅力の源泉と史実を、今回は特集します。


土地のもつ魅力 映画「オーストラリア」の見どころ

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(C)2008 TWENTIETH CENTURY FOX
その土地のもつ底知れない魅力———雄大な自然やユニークな生態系、湧き出でる生命力の源ともいえる大地・オーストラリア。パワースポットとして世界的に知られる名所だけでなく、大地の恵みを存分に享受できる、たとえば「アウトバック(奥地)」にみられる人跡未踏の地が、オーストラリアにはいくつもあります。
スクリーンで観る映画「オーストラリア」は、そうした奥地での撮影によって美しく描き出された「自然との共生」を、強く感じとることができます。なかでも、先住民族アボリジニがもつ神秘性と迫害の歴史がストーリーに組み込まれ、観衆の涙をさそいます。

レディサラ
二コールの衣装はすべて伊フェラガモが手がけた(C)2008 TWENTIETH CENTURY FOX
都会的で画一的な日常の暮らしを離れ、大自然のなかで本来の自分へと回帰していく主人公のサラ・アシュレイ。オーストラリア出身のハリウッド女優 二コール・キッドマン扮するサラが、英国貴婦人というステイタスを捨て、牧場主として、オーストラリア奥地に根づくところから、この物語は始まります。そこには現代にみられる、豪州移住人気の根源が、まるで伏線のように描かれ、先進社会への風刺すら感じられる仕立てとなっています。

奥地に暮らすアボリジニやその子ども、そしてオージーを心から信頼するようになったサラは、やがて現地カウボーイと恋に落ち、オーストラリアに留まるというストーリー展開。この映画には、いくつものメッセージが秘められていることを印象づけます。

オーストラリアに「暮らす」「滞在する」という観点で発せられた重要なメッセージを、映画「オーストラリア」になぞりご案内します。


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