2020年には16億人の旅人が世界を往来する
WTOフランチェスコ氏は爆発的な観光人口はアジア発で始まると語る |
とくに、中国やインドなど、経済発展がめざましい国々の民が、旅行に出るようになります。ですから、アジア・太平洋域内での往来は頻繁となり、その数は約4億人になると推定されています。
そして、「中国は、この1、2年のうちに、海外からの旅行者の受け入れ人数で現在第3位の米国を抜き、さらに近い将来フランスを抜いて、世界第1位になるだろう」と、フランチェスコ氏は予想します。
21世紀の日本は、今よりもさらにボーダレス化が進み、より多くの外国人が日本を訪れ、観たり、聴いたり、そして交流したりするようになると考えられています。日本から海外へという一方通行ではなく、海外から日本を訪れる外国人も増え、まさに「2wayツーリズム」を築くであろうと、考えられているのです。
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