フランス・ロングステイの基本情報【ビザ編】
出張や観光で訪れたパリに長期滞在したいと憧れるリタイア世代が多い |
ただし、アパルトマンでの暮らしは、設備が整うアメリカンタイプの宿泊施設とは異なり、(1)クーラーがない、(2)バスタブがない、(3)お湯が出ないといった古い施設もあって、まさにローカルな暮らしそのものを受け入れるだけの「度量」も必要。いざ滞在を始めてみると、使い勝手の悪さをあらためて実感するひとも、少なくないようです。
また、「5区や6区でないとダメ」と、滞在希望地区を限定するひとも見受けます。費用負担が大きい割に、快適性が乏しいなど、イメージ先行がたたり、失敗するひとも少なくありません。
■ビザ(査証)
旅行目的もしくは短期の留学で、3ヵ月未満の滞在であれば、ビザは不要です。ロングステイヤーの多くは、こうしたノービザ滞在が主流です。
学びを目的に、さらに長期でということであれば、長期留学用のビザ・6ヵ月ビザ(学校への登録期間により学生ビザの種類が異なるので注意)ないしは、長期学生ビザ(6ヵ月超の滞在の場合、現地で滞在許可証を申請)を取得するひともいます。
さらに、現地で就労することなく、学校への登録もしないで3ヵ月超の滞在を希望する場合に適用されるのが、ビジタービザです。ただし、発給の可否判断はフランス本国で行われるのと同時に、取得までには数ヵ月を要するなど、取得は容易でないことを知っておきましょう。
いずれも、在東京フランス大使館が最終的な判断をするので、ビザ申請は、専門の業者に相談・依頼することをおすすめします。
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