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ロングステイで人気の国!最新ランキング

ロングステイ財団が毎年発表する「ロングステイ滞在希望国」調査結果の最新が発表されました。団塊世代の大量定年でにわかに脚光を浴びるロングステイというライフスタイルの最近の傾向を詳しく分析します。

千葉 千枝子

執筆者:千葉 千枝子

旅行ガイド

ロングステイ財団が毎年発表する「ロングステイ滞在希望国」調査結果の最新が、このほど発表されました(2006年9月現在)。来たるべき団塊世代の大量定年で、にわかに脚光を浴びる「ロングステイ」というライフスタイルの、最近の傾向を詳しく分析します。


オーストラリアがダントツで第1位

パース・バースウッド
日本が寒い時期をオーストラリアで過ごしたいと考えるひとも多い
移住でも永住でもないライフスタイルといえる「ロングステイ」が、脚光を浴び始めた2000年度以降、ロングステイ滞在希望国調査(ロングステイ財団調べ)で、ダントツ首位を独走しているのが、南半球に位置するオーストラリアです。
最新の調査でもオーストラリアは堂々の第1位と、5年連続の栄冠に輝きました。気候が温暖で、時差が少なく、フレンドリーなオージーの人柄に、人気の理由があるようです。

かつてのリタイアメント・ビザ(サブクラス410)は、すでに廃止となりましたが、完全撤廃ではありません。投資をすることを条件に、リタイアリーの一時居住を許可する投資家リタイアメント・ビザとして制度は継続されています。
ビザの申請状況を国別にみると、イギリス人が圧倒的に多く(3634名)、次いで日本人(423名)、アメリカ人の順(2005年6月末現在)。相変わらずの好景気に沸くオーストラリアだけに、近年の物価上昇が若干気になるところです。
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アジアで一番住みやすいのはマレーシア

2004年以降の調査で、ロングステイ滞在希望国の第2位に躍り出たマレーシア。今年の調査でも順位を下げず、堅調に2位の座をキープしています。

マレーシアが発給する、年齢制限なしの長期滞在ビザマレーシア・マイ・セカンドホーム・プログラム(以下、MMSHP)の日本人取得者数は、426名(2006年5月末現在)。国別取得者数では、世界第8位となっています。
滞在期間を10年に延長するなど、制度内容の改変もあり、生活を営むことを目的に、マレーシアを検討するひとが増えているようです。アジアのロングステイ先として比肩するタイとは異なり、女性からの人気も高いという点が特長です。気になるのは、中国やバングラデシュからのMMSHP取得者数が増加している点。多民族国家だけに、台湾やシンガポール、インド、インドネシア等、アジアの近隣諸国の取得者も目立ちます。また、歴史的背景を反映してか、イギリス人も、大勢のひとが取得しています(885名で、国別取得者数としては世界第3位)。
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団塊世代に人気?英仏でロングステイ

欧州のリタイアリーに人気が高いスペインは、日本人ロングステイヤーにとっても憧れの地。言葉の壁に躊躇するひとも多いようですが、ロングステイ滞在希望国の最新調査では第7位と、欧州域内ではトップの人気です。

とはいえ近ごろでは、文化度が高い欧州のなかでも、名所旧跡などの見どころが豊富で、なじみのあるイギリスフランスで、ロングステイをしたいと考えるひとが急増。フランスにおよんでは、バブル期以来のベストテン入りを果たしました。団塊世代は、女性も高学歴なひとの割合が高く、第二外国語として仏語を選択するなど、教養の高さや世代背景が、今回の調査結果に影響しているものと思われます。
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>>次のページは、最新のロングステイ滞在希望国ランキング発表です。
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