南半球を回るアフリカ・ルートに挑んだ原さんの足どり
マレー半島の湿地帯でカヌーを漕ぐ |
【マレーシア→南ア編】マレーシアでは湿原帯でジャングル体験。そのあと、ペナン島に3週間滞在したのち、南アフリカ共和国へと渡ります。南アには、バックパッカー向けの安宿が数多いのだそう。喜望峰を訪ねて、大西洋沿いをサイクリングも。
【南ア→レソト→スワジランド編】南アに囲まれた王国レソトへ移動。国際ローミングどころか、電気もない場所に投宿したことから、仕事にも支障が。マセル(レソトの首都)唯一ではないか、と思われるインターネットカフェを発見するも、長逗留はせず、南アとモザンビークに挟まれた小国スワジランドへと移動します。スワジランドや南アでは、安宿に泊まり自炊をすれば、1日1000円程度で暮らせるのだそう。とくに、ムカヤ動物保護区の中には、一泊600円という格安の宿があり、イボイノシシやインパラが庭にひょっこりやってくるというから驚きです。
【モザンビーク編】
モザンビークの首都マプートにある食堂で山盛り食べる |
【マダガスカル編】インド洋に浮かぶマダガスカルへ移動。バオバブの木や原始的な猿がクローズアップされる島ですが、先住民は、太古の昔、東南アジアから渡ってきたとされ、市場も発達しています。首都アンタナナリボには、観光客も多く、アジアとアフリカ、そしてフランス植民地時代がミックスした、独特の雰囲気で、美食に酔いしれました。
【ケニア編】マダガスカルから空路、ケニアの首都ナイロビに飛び、再びアフリカ大陸に戻ります。ホテル形式のアパートメントを、月3万円で借りることにしました。バスタブのある浴室、冷蔵庫、ソファーと、家具もそろっていて快適。
【ウガンダ編】直行バスで11時間、ケニアの隣ウガンダの首都カンパラへ。けっこう治安がよく、ひともやさしい土地柄。とはいえ、部屋に置いたパソコン周辺機器が盗難にあい、さらには、滞在期間延長申請のためにパスポートを当局に提出してコピーしか持ちあわせていないときに、不法滞在の一斉摘発に巻き込まれるという災難にも見舞われます。
こうして、原さんの珍道中は続きましたが、軍資金も尽き、うしろ髪をひかれる思いで、やむなく帰国となりました。