クルーズで非日常を愉しむ
豪華客船での洋上暮らし 写真提供:商船三井客船 |
そもそも、客船ターミナルでの乗船手続や通関からして、空の旅とは趣きが異なります。
航海中は、スーツケースを開け閉めする必要もありません。ルイ・ヴィトンのコレクションに、箪笥様式の船旅用バゲッジがあるように、クルーズこそ「究極の海外暮らし」といえそうです。
この日のドレスコードはインフォーマル |
ときには、美しいフォーマルないしインフォーマル姿で、パーティーやコンサートに興じます。クルーズというとカジノやダンスホールといった非日常の空間ばかりを想像するかもしれませんが、ラフなスタイルで活動的に過ごす時間もことのほか多いもの。カジュアルにデッキやプールサイドでリラックスするのはもちろん、キャビン(客室)をあなたのマイホームに、寄港地で陸上観光を楽しみながら航海生活を営みます。
ガイドが乗船・にっぽん丸クルーズ
今回ガイドが乗船したのは、商船三井客船のにっぽん丸(客室184室・乗客532名)。現在のにっぽん丸は三代目ですが、初代は日本で初めて世界一周クルーズを実施した由緒ある客船です。ステートメントAのキャビンには小机とテレビなどがコンパクトに |
一日一回ベッドメーキングが入るキャビンは、まさに洋上の動くホテル。
広い大浴場や美容室、ネイルサロン、ライブラリーなど、パブリックスペースも充実しています。ランドリーサービスのほか、セルフの洗濯室もあるので安心です。
ベッドのほかソファーもある |
長期クルーズでの心配事は、「医療」でしょう。船内には診療所があり、船医と看護士が乗務しています。受診には健康保険が適用されないので、旅行傷害保険に加入しておくことです。