海外での学び
海外には年齢やステージ・目的等にあわせ、さまざまな学びの場があります。一般に留学には正規留学のほか、短期留学、語学留学、専門的な知識を習得するための留学(音楽留学やスポーツ留学等)、インターンシップなどがあり、その期間や費用、入学の諸条件等が異なります。正規留学前に語学学校で学ぶひとも |
また、ちょっとした手習いを目的にした、おけいこ入学もあります。ガーデニングや料理など、趣味を極めるために海外へ渡るひとも少なくありません。主婦や子連れ留学も増加傾向にあり、自分磨きのために海外へ学びの場を求めるひとが、近年増えています。
海外の大学・大学院への正規留学
留学会社のパンフレットには各学校の特徴がわかりやすくまとめられている |
ちなみに語学試験とは、アメリカ英語圏ではTOEICやTOEFL。イギリス英語圏では、IELTSやケンブリッジ検定をさし、入学前の一定期間を語学専門の学校へ通い、ブラッシュアップしてから本入学をするというケースも珍しくありません。
また、社会人としての専門性を磨く、ないしはキャリアアップを目指したいひとに人気なのが大学院留学です。幹部候補育成のために企業が費用を負担して社員にMBA留学をさせるなどの取り組みもあります。
海外での短期留学や語学留学
一般に正規留学をする学生は、学生許可証(通称・学生ビザ)などの特別な査証を取得します。しかし、無査証ないしは観光ビザでの滞在期間内で完結するプログラムもあり、おおむね3ヵ月程度が主流なので短期留学と呼ばれています。短期留学の代表的なものに語学学校があり、一定期間、語学を専修するため、語学留学と呼ばれています。語学学校は、年齢や国籍、時期に関係なく入学することができ、語学のレベルによりクラス分けがなされているのが特徴で、集中的に語学が学べます。定期的に語学試験が行われるため、自分の実力をはかるにも役立ちます。また、学内での母国語使用を禁じるなど、厳しいルールを設ける反面、授業にゲームを取り入れたり、ショッピングや街歩きなどの課外授業を盛り込むなど、誰でも楽しく学べるよう配慮がなされているのが一般的です。
英語圏がもっとも多く人気ですが、近ごろでは北京語留学や韓国語留学が増加傾向にあるほか、仏語、独語、伊語、それにアラビア語やタイ語などを学ぶひとも珍しくありません。また、英語圏といっても欧米ばかりでなく、フィリピンやマレーシアなど英語教育が発達している国でコストを抑えて学ぶ日本人も増えています。いずれにしても日本語環境が整い過ぎると上達が遅れることから、学生の国籍比率などを考慮して、学校選びをするようにしましょう。