オーストラリアが求める人材とは?
過去半世紀にわたりもっとも低い失業率を呈している現在のオーストラリアでは、SOL(Skilled Occupation List)と呼ばれる職業リストを用意しており、リストに掲載されている職種を今回のビザ発給対象職種としています。日本語医療センターはオーストラリア主要都市に存在する |
エンジニアや整備士といった専門技術職をはじめ、これまで職業リストには掲載されていなかった医師ならび医療関係者もSOLの対象となりました。それとは反対に、パイロットのリスト掲載は削除される方向で、オーストラリア航空安全局が働きかけているという情報もあります。
スキルド・インディペンデント・ビザを取得するときに用いられるのがポイント制度です。オーストラリアのビザ取得にはポピュラーな制度ですが、これらSOLに掲載されている職種の取得ポイントは今後アップする予定です。技術のあるひとを優遇しようというわけです。また、SOLによる優遇職種は、州によっても異なります。
英語能力も判定基準
英語を母国語としないひとのための英語能力判定テストIELTSの結果も、スキルド・ビザが取得できるか否かの大切な判断材料です。技能があっても英語能力が劣っていては、仕事にも支障があるからです。ちなみに、オーストラリアの大学や高等専門学校で、高度な専門技術を身につけた新卒者を対象にするスキルド・ビザもあります。こうして細分化されたサブクラス・ビザは、最終的に永住権を取得しやすい条件を付しています。