H.264変換機能搭載の新BDZ登場
■4機種同時登場のソニーブルーレイレコーダー
ソニーから待望の新世代のブルーレイレコーダーが発売されました。それも一度に4機種です。従来機種BDZ-V7/V9との最大の違いは2層対応4倍速BDドライブ搭載により、大容量を高速にダビングできるようになったことやH.264(「MPEG4 AVC」とも呼ばれる)変換機能を搭載したことです。
■そもそもH.264変換て何?
H.264変換機能の利点は、デジタル放送で使われる圧縮方式であるMPEG2よりも圧縮率の高いH.264形式に変換することで、より小さな容量での録画が可能になることです。具体的な数字では、H.264はMPEG2の1/2~1/3の容量で同等の画質を実現すると言われています。つまり、H.264変換によって、HDDやBDディスクに従来の2~3倍の長時間録画ができるようになるのです。大変、役に立つ機能であり、H.264変換が注目されるのも当然でしょう。
今回はこの新世代BDZのなかでも、もっとも画質に力が入った最上位機種であるBDZ-X90のレビューを、多くの人がもっとも興味があるであろうH.264変換機能を中心にお送りします。
BDZ-X90は画質、音質に力の入った最上位モデル。 |
■Contents
1. キャラクターづけされた新世代機
2. ユーザーインターフェースは?
3. H.264変換の画質は?
4 ブルーレイDIGAとの画質の違いは?
5. DIGAとのダビング機能の違い
6 不満に感じるポイント
7. まとめ
次ページでは新世代BDZの基本的なラインアップを紹介します。