DVDレコーダー「RD-S600」より静かな動作音
RD-A600のボディは同等のHDDを搭載したDVDレコーダーのRD-S600と比較すると、やや奥行きと高さが増しています。消費電力を見てみると、RD-Sの動作時56WからRD-A600では65Wと微妙に増していますが、このボディの大型化のおかげか動作時の音はRD-S600よりもだいぶ静かに感じます。
機種名 | サイズ | 重量 | 動作時消費電力 |
RD-A600 | 430(W)×98(H)×376(D)mm(突起部含まず) | 7.6kg | 65W |
RD-S600 | 430(W)×83(H)×343(D)mm(突起部含まず) | 6.9kg | 56W |
RD-A600とRD-S600のサイズ・重量・消費電力比較。 |
改善・高速化したユーザーインターフェース
RD-A600のユーザーインターフェースはDVDレコーダーのRD-S、RD-Eが搭載している新世代RDのものに一新された。環境自体はRD-S、RD-Eそのままなので、これについてはRD-S、RD-Eのレビュー記事を参照していただきたい。
前機種「RD-A1」は操作がややもっさりして不評でしたが、RD-A600の動作速度はRD-A1より高速なだけでなく、RD-Sよりもさらに高速化しました。ナビボタンを押したときの機能の呼び出し速度、EPG番組表の表示、スクロール速度、番組予約の処理など、さまざまな表示が高速化しています。現在のRDのラインアップのなかでもっとも快適な操作環境を持つと言っていいでしょう。
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EPG番組表の表示、録画予約などさまざまな面で高速化している。 |
進化したリモコン
RD-Sでは操作ボタンの少ないシンプルリモコンと従来のリモコンの2つが付属しますが、RD-A600では完全に新しいリモコンにリニューアルされました。
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DVDレコーダー「RD-S600」のリモコンはメインリモコンにはスタートメニューがなく、シンプルメニューにだけ搭載されている。 |
RD-A600/A300の新リモコンは、RD-Sのシンプルリモコンが持つスタートメニューボタンを持ち、スタートメニューを呼び出すことができます。スタートメニューはユーザーがよく使う機能をすぐに実行できるラウンチャーです。このリモコンのボタンはやや大型化され、ボタン構成も整理されたことで、より使いやすく進化しています。また、質感が向上しており、クリック感もしっかりしたものになりました。
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スタートメニューボタンは、カーソルの上部にあり、大きめですぐに押しやすくなっている |
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RD-A600/A300リモコンは「スタートメニュー」ボタンを搭載しただけでなく、ボタン構成が整理され、シンプルになっている。 |
次ページでは改良されたW録画時の操作環境、TS録画の改良などについての話をしていきます。