期待のミドルレンジHD DVDレコーダーが登場
現在、Blu-rayDiscとHD DVDの2つの規格が次世代DVDの王座を狙って闘いを繰り広げています。TV放送を録画することを目的にしたレコーダーに関しては、昨年夏に東芝から世界初のHD DVDレコーダー「RD-A1」が登場し、年末にパナソニック、ソニーからそれぞれ2機種のBDレコーダーが登場し、年末は2つの次世代DVDレコーダーの初の戦いになりました。
しかし、この戦いは販売台数としてはBDレコーダーの勝利に終わりました。そのおもな理由は、唯一のHD DVDレコーダーである東芝RD-A1の価格が40万円近くと高価であり、さらに最近ではデジタルWチューナーが主流になりつつあるなか、シングルデジタルチューナー搭載であるとか、機能的な弱点があったためです。
この7月に登場した新しいHD DVDレコーダー「東芝RD-A600/A300」はデジタルWチューナー搭載など機能面で進化し、価格面でもBDレコーダーよりもリーズナブルになりました。第2世代HD DVDレコーダーとも言えるRD-A600/A300は、多くのユーザーにとって期待の新製品であると言えるでしょう。今回は、この東芝RD-A600のレビューをお送りします。
デジタルWチューナー搭載に加え、ユーザーインターフェースがRD-Sと同等に進化し、価格的にもリーズナブルになった東芝RD-A600(実売22万円前後)/A300(実売18万円前後)。A600は600GBハードディスク搭載、A300は300GBハードディスク搭載で、それ以外の機能に違いはない。 |
■Contents
1. DVDレコーダー「RD-S600」より静かな動作音
2. 改善・高速化したユーザーインターフェース
3. 進化したリモコン
4. 改良されたW録画時の操作環境
5 RD-A1よりも長時間の録画が可能に
6. RDの戦いの舞台は次世代に
次ページでは、動作音やサイズ、操作環境などについての話をしていきます。