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養育費を請求しないという約束の効力は?

離婚の際に、養育費を請求しないと約束してしまったのですが、シングルマザーの就職は困難で、なかなか就職先が決まりません。元夫から子どもの養育費を払ってもらいたいのですが、可能でしょうか?

酒井 将

執筆者:酒井 将

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離婚の際に、養育費を請求しないと約束してしまった場合、あとから養育費を請求可能かどうかについて考えてみましょう。

養育費は要らないとサインしてしまったが・・・

養育費は要らないとサインしてしまったが・・・
愛想をつかした夫から養育費なんかもらわなくても私一人で子どもを育ててみせる!と思ったものの・・・
私は、7年前に結婚をし、息子も一人産まれましたが、夫は浮気症でいい加減な人でした。1年前に、夫から「君と別れて、結婚前から付き合っている女性と結婚したい。」と言われましたので、元々愛想をつかしていることもあって、離婚し、私が息子の親権をとりました。離婚の際、手切れ金や財産の分与として、400万円をもらったのですが、その受領と引き換えに、「私は、夫に対して、離婚にかかる慰謝料及び今後の養育費の請求をしない」という内容の念書にサインしました。当時は、「息子は私が一人で育ててみせる!だらしない元夫の世話になんかならない!」と強く思ったのです。

しかし、離婚後1年が経つのに、シングルマザーであるせいか、なかなか就職先が定まりません。気づけば、生活費で、元夫からもらった400万円がほぼ底をついてしまいました。

念書にサインはしましたが、せめて5歳の息子の養育費ぐらいは、元夫に請求することはできないでしょうか。

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